今年トライしてみたいこととして、
「フラメンコ体験」を、と考えていました。

今年の夏も終わり頃、
居ても経ってもいられず、
とある渋谷の映画館に「ジプシー」を観に行きました。

そのとき、何か心に訴えるものがあり、これは生で観たい。と感じ、
色々教室を探しましたが、どれも高そうだな。。どれが良いのか分からないしな。と考えていました。


2ヶ月前、たまったま飲みの席で「フラメンコやってみたい。どこか観に行けるとこないかな」と話していたら、たまったまフラメンコの先生の友人がいるとのことで、ご紹介して頂く事ができました。
そして先日、その先生の舞台を観に行き、また、新大久保にあるフラメンコ教室にも見学に行かせてもらいました。

はじめは基本練習で、一緒にステップを踏ませてもらったり
手の振りを真似てみたりしましたが、基礎の基礎でも容易に真似できる
ものでなく、とても難しかったです。
ただただ、ついていきたくて無心になってやり続けました。

途中から、生徒さんたちの練習風景を見学させてもらいました。
生徒さんは、自分より年上で、とても綺麗な方々ばかりでした。
目がキラキラしていて、無心で踊り続けるその姿と、背筋がスッと伸びて凛とする強さを感じました。

「これははまるよ!」と言われました。

フラメンコの魅力は、やり続ける事でどんどんはまっていくとのことでした。
かなり遠方から通っていらっしゃる生徒さんもいました。
最後、帰り道
ある生徒さんと駅までご一緒させてもらったときに
「フラメンコ大好きだけど、ここまで続けてこられたのは
先生の存在が大きいのよ」と教えて頂きました。

あぁ、そうなんだな。と理解できました。

練習中、先生も仰っていましたが
「技術(テクニック)も大切。
だけど一番大切なのはその人の生き方。どう生きているか、ということがその人の魅力をどんどん出していく。」
人の心を打つのは、やはりその表現者の生き様だ、ということなのだと理解しました。

私は、舞台が好きで
ライブ、踊り、演劇、など観に行くことがありますが
心を打つか打たないかはよく感じます。

以前、ある方のギター演奏を聴いて、
芯から涙が溢れて止まらなかったことを覚えています。
なんだかその時、
「あぁ、この人ほんとうに音楽が好きで
ほんとうに自由なひとなんだ。」と感じました。

それと同じく、
フラメンコの堀江先生も、とても自由な感じがしました。
仕事なのだからそれをお金にして食べていくのだけれど、
心からフラメンコを楽しんでいることが前提にある。
これが大事なんだと思いました。

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