はじめに

コンニチハ

毎日暑い日が続きます。と思ったらゲリラ豪雨になったり、窓を拭くには過酷な季節ですね。

というわけで、今回のお話は純水洗浄システムの話です。

 

システムの概要

純水洗浄システムって、皆様ご存じの通り水道水をフィルターに通すことで不純物(カルシウムやマグネシウムのようなミネラル分など)を取り除き、より純水に近づけたものを洗浄水として対象物を洗うことを指します。

 

 

実作業例

複雑な構造の建物で、ロープ高所作業では困難だったり、“伸縮ポールにスクイジー”では端や水切り部分がきれいにならないとか、ローリングタワーを立てても対象面から離れすぎちゃうとか、そんな悩みもすべて解決です!

ガラスとサッシをブラシで洗浄するだけ、それだけできれいになっちゃう。

 

外壁面より奥に深く入り込んだガラスはグースネックを取り付ければ難なく届いてしまいます。

※中央より左側半分がbefore、右半分がafterとなります。

 

注意!

あッ!きれいになると言っても汚れがスケール化していたりしたらそこまでは落ちませんよ、柔らかいブラシやパッドで擦る純水システムにも限界はあります。そのためにも高頻度で定期的な洗浄をしなければいけませんよね。ガラスがいつもきれいに保てるように経年管理計画を立てなければなりません。

 

 

システムのサイズ

 

 

フィルターの入った本体は大型のものから家庭用掃除機程度の小型のものまで様々です。

車に積んであちこち持ち歩くなら小型のものが良いかもしれませんね。

 

 

安全性

ボクラこのシステムを導入してから、“はしご作業”なんて現場は一軒もありません!

作業車のルーフラックからはしごが消えちゃいました(笑)

いくら作業者の墜落阻止措置を講じていたって、はしごを足場として作業すること自体が不安定で不安全です。

 

そもそもはしごは足場ではなくて、昇降設備なのですから!

 

一方、洗浄計画を純水洗浄システムに変更することで安心して作業できますよね!

 

古い建物で、突起物や工作物なんかが多く、ロープでアクセスすることが危険な場合なんか、とても重宝します。

 

 

まとめ

純水洗浄システムは、複雑な建物構造にアクセスできたり、従来の危険なはしご作業に代わるとても安全な工法と言えます。一方使用する純水フィルターのコストはそこそこ高額と言えます。

でも、安全性を担保するためには必要なコストと言えます。

純水洗浄システムが国内で供給され始めたのは、1994年くらいからだと認識しています(ボクが知っている限りですが…)。

しかし、ガラス清掃業界にはまだまだ浸透していないのではないかと思っています。

安全な純水洗浄システムがもっと普及して、ボクラの業界の仲間が少しでも災害から守られることを願ってやみません。

 

ということで今回はここまで。

純水洗浄システムを使用したガラス清掃のご用命はTECまで!

 

常に洗浄法を究めていくTECにご期待ください。

また次回お会いしましょう。デハデハ

Don't miss it!                         

 

 

東京外装メンテナンス協同組合

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