外壁タイル剥離箇所の緊急撤去作業
外壁点検調査中、外壁タイル剥離箇所を発見した為、ロープ作業にて緊急対応でタイル剥離落下危険箇所(2m×2.6m)を撤去した事例をご紹介します。
外壁タイル剥離状況
防護ネット設置
地上安全監視要員配置
タイル剥離箇所打診確認
剥離タイル撤去作業中
剥離タイル撤去後 ※ジャンカ跡、ボルト穴未処理
油性シーラー防水材塗布
タイル取合いシール作業中
剥離タイル撤去完了
撤去タイル裏側面 ※水染み跡有り
南側8F外壁タイル剥離原因の推察
(1)躯体コンクリート面の下地処理の不良
躯体のコンクリート面が平滑でツルツルした状態で、これは、一般的に目荒らしとよばれる工程を行いコンクリート表面をザラザラの状態に仕上げるところを下地処理が不適切だったと思われます。
(2)タイル接着の不良
剥離したタイル裏面を見ると、下地モルタルと接着モルタルの塗り厚が薄い為、接着面が早めに乾燥し硬化(ドライアウト)が発生した為に、躯体コンクリート面との十分な接着強度が得られなかったと思われます。
また、タイル裏面の足部分に接着モルタルが入り込んでいないのも、塗り厚が薄く、貼り付け時にタイル面をしっかり叩いてない箇所があると思われます。
※外壁点検調査時にタイル剥離落下危険箇所を発見し、緊急対応で危険箇所を
ロープ作業で撤去し、後日、外壁補修工事のご依頼を頂きました。
外壁調査やその他不具合で困った時にも、ぜひ当組合にご相談ください。
東京外装メンテナンス協同組合
03-5817-6877