RESTORATION
~アーボリストなーんちゃって~
 
皆さま、コンニチハ!もうすぐ待ちに待った5月連休!みんな海や山、はたまた海外旅行なんて楽しまれるのでしょうね♪♪
いいなぁ~、残念ながらボクは仕事です(┯_┯) グスン。
でもそのうち長期休暇をもらって楽しんじゃおっと!
 
さて、今回はいきなりなのですが、なんと建物ではなくて、樹木にまつわるお話をしようと思います。
今を遡ること3年前の話になります。友人が訪ねてきてボクにこうのたもうたのです…。
 
友人:「いつも高層ビルの窓ガラスや外壁のクリーニングをやっているんでしょ!
だったら高所作業のプロフェッショナルだね?すごいね!!」
 
なーんて煽てるものだから、
 
 
 
ボク:「エヘン!!そうだよ!プロだよ!それで飯食っているんだから!!」
 
友人:「だよね~!だったらさ、庭木を切るなんて朝飯前でしょ!?」
 
ボク:「何の話?庭木??」
そうなんです。樹木整枝の話が舞い込んできたのです。
 
建物(戸建)オーナーのお話では、
「庭木がのびて、お隣の窓や壁面に接触してしまっているのです。自宅の前面道路は軽乗用車も入れない、あまりに狭い道路付けなんです。だから高所作業車なんてもっての他!なんとか登って切ってほしい!お駄賃もはずみますから…。」
といったご依頼でした。
結局、友人の煽てに乗ってしまった手前、断ることもできず、はたまた誰かが困っていると聞くと何とか力になりたいという信条も手伝って、友人に連れられて現場に伺うことに相成りました。
 
伐採・整枝や剪定は、まったく経験が無いわけではありません。ビルの壁面にビッシリと張りついた蔦の除去もやっているし、建物の敷地にある植栽の剪定なんかもたまにやっています。
とあるマンションのツツジやサツキにおいては、今現在も経年で、毎月ボクが手をかけて大事に育てているといった事例もあるのです。
 
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事例:
 
管理費が無いということで、2年前までまったくの手つかず状態!だからのび放題、葉は上部にしか生えず、下部は幹だけのスカスカの常態、まるでジャングルの様相と化していたマンションの植栽、抜本的処方として、一旦短く刈り込み、2年かけてここまで密生させることができました。そして今年も綺麗な花が咲き始めました。
植栽さん嬉しそう❤
 
 
 
しかし、ボクは“アーボリストや空師”ではないから、樹木をどのように整枝して永年にわたりどのように生かすか?彼ら(植物)との対話は、まだまだ勉強不足なのです。
でも、だからこそ今回のご依頼はとても興味深い経験となることうけあい!
そう思おうとワクワクしていてもたってもいられません!友人と連れだって、現場へと向かうのでした。 
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ご依頼の樹木:作業前
左右の住宅に枝葉を接触させながら果敢にのびている常態です。
窓を開けると枝が入ってきてしまいます。外壁にも刺さってマス!!
もう大変騒ぎなのです。
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 下見:
登高に耐え得る強度を有しているか?
作業前に樹の状態を調査しています。
 
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登高:
いよいよ登り始めます。
アーボリストのハーネスではなく普段使い慣れたフルハーネスやイクイップメントを使います。(アーボリストハーネス持ってないし…(^O^)。)
スリングを幹にタイオフしてエイドクライミングです。
 
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2階付近まで登ってます。
ポージングが決まってマス!カッコイイ!!
(自画自賛(^O^))
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整枝:
ワークポジショニングを行い、体を安定させます。
そしてSAWで、整枝の開始です。
 
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スリングテープを整枝対象の枝にプルージックすることで落下阻止措置を講じています。
住宅地ですからね。
小枝でも、無造作に切り落とすわけにはいかないのです。
 
 
ご依頼のオーナーさまも下から見守ってくれています。そして応援と、細かい指示をくださります。 
今回の整枝は細部にわたり、 オーナーさまのご意向通りに行います。

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作業後:
こんな感じに収まりました。
オーナーさまご満悦でした。
 
 
 まとめ:
対象の樹木は無事整枝が完了し、ご依頼者は注文通りの出来栄え!と大変喜んでくださいました。そして何故かその晩は紹介者の友人も交え、街に繰り出し宴が繰り広げられ…、泥酔したボクは、オーナー宅にお泊りすることとなってしまいました。
オーナーさま、その節はお世話になりました。
 
ところで…、彼なのですが…、あ、彼って“樹木”のことなのですが、今も元気にまたもや伸びております。
整枝以来、ボクの友人になりました。
これからも、長く付き合っていくことでしょう。
マンションの植栽さん同様にね。
 
次回はまた面白い事例を掲載する予定です。こうご期待!!
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東京外装メンテナンス協同組合