年末特別清掃所感

 ビルメンテナンス業では12月の年末時期は特に年次清掃の依頼が多く入り
ます。
 当社では主に年1回のガラス外装清掃、アパート.マンションの共用部洗浄
の業務を必ず依頼していただくお客様が有り、11月最終週から124週目迄
150棟近くの作業を毎年行っています。
 お客様の要求は毎年少しづつ増えてきて、同価格で作業のクオリティーを
げて行かないと要求に応える事が出来なくなります。作業の手順確認、
上がりチェック、社員研修、報告書の作成提出等仕事が多くなり、それに対
応出来ない業者は仕事の打ち切りもあるというシビアな現状です。
 この業界は今非常に人手不足の状況に有り、優秀なチーム責任者や作業
が居て初めて出来る仕事だと私は感じます。
 当初は写真を写すので精一杯だったメンバーが、今では報告書作成やチェ
シートの書込み等、確実にスキルアップしてるのも厳しい状況に身を置
いてるからだと感じます。
 作業の不出来、不慣れ、やり忘れ等が出る班はメンバー交代の指示も有り
ます。現場はこれ以上求められても無理、対応出来ない等悲鳴が上がる事も
多いです。
 その中で最近問題になってるのが外部インターロッキングの高圧洗浄です。
 この業務が微妙な解釈で問題になってます。
 写真にも有りますがピンポイントで洗浄するとかなり汚れも色も抜けます
が、1枚ずつ作業をしてるとモルタル部分の数倍も時間が掛かり採算的にも
合いません。しかしそれを要求するオーナー様や管理会社の担当者もいます。
 それを説明してご理解いただくのが業務管理の仕事で言葉も選び非常に難
題な仕事です。
イメージ 1

   表面が汚れ目地まで変色 してます

  何処まで綺麗にすればO Kでしょうか?











イメージ 2
高圧洗浄で前後差がハッキリと出ます












イメージ 3 作業前 薄汚れた感じ
















 
 
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仕上の程度が難しい、1点で当てると妙に色が抜けすぎ、他も合わせると大変な手間になります
 
 
 
 
 
 
 

 






 
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乾いた後に撮影
全体にバランス取れてますね












 やっぱり記録として前後差や作業中の写真が重要ですね。
 お客様に納得いただく資料として写真や報告書でプロとしての仕事を見せるしかクレーム対応策の最後は無いのかな・・・                                      (投稿者H・K)
                          
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東京外装メンテナンス協同組合