クルマは工業製品であり、機械である。
当然永遠に故障もなく動き続けるなんてことは無理な話で…
その為に自動車整備士という資格をもった私達が必要とされています。
自動車整備士の仕事は自動車の整備がもちろんメインなのですが、何故故障するに至ったのか？または何故修理や交換をしなければいけないのか？
と言った事をしっかりと分かりやすく理解してもらえるように説明する事も大切な仕事です。
今回お預かりしたフェアレディZ、法定１２ヶ月点検だったのですが水漏れが見つかりました。
水漏れの場所を特定し、どう修理すれば良いのかをお客さんに説明しなくてはいけません
しかしこのフェアレディZは走行距離が２８万キロを超えている事と、他にも近いうちに修理が必要になりそうな部分がある事、そして今までお客さんとの会話であまりにも金額がかかりそうなら乗り換えも視野に入ってると言っていた事などを頭に入れてお話しさせていただきました。
話の内容は必ずしも修理を勧めるばかりではありません
時にはそのクルマを降りるタイミングというものを話さなければなりません。
修理をするかどうかの決断はすぐには出来ない為に後日お返事いただける事になりました。
個人的には重要文化財的なフェアレディZの存続を希望しますが…お客さんの答えを待つしかありません(･_･;