ガレージジョーショーにラ・セードが登場
特別な車ではない。
個性的でクラシカルなスタイリングを十分楽しむためには、鑑賞するだけでは物足りない。普通に
乗りたい。ラ・セードなら乗りこなすことを前提にした現代機能を装備している。これは純然たる
実用車だ。
古典(クラシック)に息を吹き込んだ。
これまでのクラシックタイプの車は、そのダイナミックなスタイリングだけが主流で、鑑賞車のよ
うなものだったのかもしれない。そのエレガンスをそのままに車本来の走りと機能を同居させたの
がラ・セードだ。
魅せられるだけの車ではない。
リボンタイヤやスポークホイールの装備などディティールへのこだわりも鮮やかだ。しかし、それ
だけではない。曲げに関する強度テストでは、安全基準のおよそ2.8倍であるメインフレーム。ボデ
ィには鉄板より強い7~14m/mのFRP使用。コーナリングのためにトレッドを拡大するなど、強度や安
全性なども凌駕した。
ゆっくりと走りたい。
クルマが速く走れるのは当然だ。しかし、ゆっくり走ることをも楽しめるクルマは稀である。独自
のフォルム、加えてその美しさ。時には、目的をあえて持たずに時速40kmを楽しんでみる。走りを
、景色を、そして何よりもクルマ自身を満喫するために。
メンテナンスも車の一部分だ。
ベースに日本車を使用して、独自の方法で車体を一体化し、信頼性、安全性を確保した。リビルト
は一切使用していない。もちろん、部品、パーツも日本製なので、全国どこででも素早いサービス
、メンテナンスを受けられるのも頼もしい。
遊ぶにも経験がいる。
クラシックカーに乗っている人達の正直な声が生んだ、PW.PS.ACなどの機能をもつ、このクルマ。
特別ではないから、毎日乗れる。ドライビングは自分なりの価値観で心ゆくまで楽しむ。そう主張
できる車になった。
優雅にそして豪華に、クラシック調にモデファイされたラ・セード(LE SEYDE)。
ベース車両に日産シルビア(S13型)を採用し、限定生産台数100台でリリースされた。
ドアやルーフなどの一部はベース車両の面影が残るものの、スリーポインテッドヘッドライトや大
型格子型グリル、大きく張り出した前後フェンダーライン、多くの上質なメッキパーツなどオリジ
ナリティあふれるモデルに仕上がっている。
外寸は、S13シルビアがダウンサイジングにより5ナンバーサイズに収まるのに対し、各種のドレス
アップとロングホイールベース化(3425mm)&トレッドを拡大により、5230×1880mmとかなりサイ
ズアップを行なっている。
パワーユニットは、2L 直列4気筒DOHCで4速ATのみの組み合わせ。
4名定員で後輪を駆動する。
ボディカラーは、エリザベスホワイト、クィーンズレッド、ロイヤルブルーの3色を設定。
今回の車両の詳細
・平成4年9月登録
・1オーナー
・エンジンはインタークーラーターボ付きに改造してあり、ターボタイマーも装備。
・内装も赤の本革仕様。ハンドルも赤に統一し、200万以上かけてリメークしています。
・走行は約4,300キロの無事故・実走行車。
・メンテナンスもきっちりされていて、新車納車時よりこの20数年間はガレージで保管されており
雨天未走行。
・機関系も問題なく、エアコン、電装備品も問題有りません。
価格は、ASKで・・・・