3ds Max での建築ビジュアライゼーションの作業をもっと効率的にしたいと思ったことはありませんか? この記事では、建築ビジュアライゼーションを効率よく制作するためのワークスペースのセットアップについて解説します。
このチュートリアルでは、建築のモデリングのために 3ds Max をカスタマイズする方法を紹介します。 ワークスペースの無駄なパネルを減らしてすっきり作業できる方法を学びましょう。 ホットキーとクイック ボタンを使うことにより、ワークフローをスピードアップできます。 その他の設定も、シーンを管理したり、建築ビジュアライゼーションの精度を向上させるのに役立ちます。では始めましょう!
では、センチメートルやインチなどの実単位で測定された設計図面で建築ビジュアライゼーションを作成していきます。 したがって、これらの単位を 3ds Max でも設定する必要があります。
[Customize] > [Units setup] > [System Units Setup] に移動すると、システム単位のスケールが表示されます。
3ds Maxはこの単位を使って、シーン内の内部ジオメトリと距離を計算します。 そしてこれらの単位は、他の3ds Maxのシーンや Archicad などのソフトウェアからモデルをインポートする時、再スケーリングするために使用されます。
扱うオブジェクトのスケールに合わせてこれらの単位を設定することが不可欠です。
なのでたとえば、幅10キロメートルのオブジェクトをモデリングする場合、ミリメートルの単位を設定するべきではありません。
これは、コンピューターが巨大な数字と非常に小さな数字を計算する際に問題があるためです。そのため、ビューポートでの作業やレンダリングが非常に長くなると、問題が発生する可能性があります。
System Unit Setup の単位の精度についてさらに詳しく紹介することもできますが、今回はこれ以上は紹介しません。まずは3ds Max ヘルプで詳細を確認してみてください。
建築のモデリングでは、センチメートルまたはインチを使用できます。 今回は単位をセンチメートルに設定します。
もう 1 つの注意しなければならないことは、オブジェクトを作成またはインポートした後にシステム単位を変更してはいけないということです。 シーン内のモデルと距離の精度に問題が生じる可能性があります。
もしかすると途中で、メインの建物のモデリングから細部のモデリング、または敷地内のモデリングに作業を変更するかもしれません。 その場合、おそらくメートルやミリメートルなど、別の単位で測定された図面を使用するでしょう。
その際は表示単位のスケールを変更するだけで、作業が簡単になります。
今はメートルに設定されていますが、センチメートル、インチ、その他の単位に変更できます。 これらの設定はSystem Unit Scaleに影響しないので、表示単位のスケールを自由に変更できます。
建築図面を参考にして建物をモデリングするので、さまざまなビューを常に切り替える必要があります。 しょっちゅうビューキューブをクリックしたり、ビューポートリストからビューを選択したりするのは効率が良くないので、ホットキーを使用します。
上記のように、さまざまなビューのホットキーがここにリストされていますが、下、背面、右側のビューがありません。なので [Customize] > [Hotkey Editor] で不足しているホットキーを追加します。 3ds Max の旧バージョンでは、[Customize] > [Customize User Interface] > [Keyboard] で設定できます。
いくつかの文字を選択する必要がありますが、私の場合ほとんどの文字が現在使用されているので、あまり使用しない他のホットキーと文字を変更する必要がありそうです。
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元記事:
3ds MaxのUIをカスタマイズして作業を効率化させる10の方法 (garagefarm.net)
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また、3dsmax ネットワーク レンダリングに関しては3dsmaxレンダーファームをご確認ください。
この記事で紹介したヒントが、あなたの作業をより迅速かつ効率的になることを祈っています。