3ds Max+REDSHIFTでのレンダリング方法についてのチュートリアルです。
目次
- ダウンロード及びインストール
- シーンを準備
- プラグインを使用–モードを設定(Redshift)
- プラグインを使用–プロジェクト設定
- プロジェクトをアップロード
- ジョブの送信及びレンダリング進行状況モニタリング
- フレームダウンロード及び確認
- クレジット購入
- お問い合わせ
1. ダウンロード及びインストール
https://app.garagefarm.netでWeb Manager(Webダッシュボード)にログインし、自身のオペレーティングシステムに合ったrenderBeamerアプリをダウンロードします。
renderBeamerアプリをインストールして起動します。 renderBeamerがインストールプロセスで完了したら、デフォルトのダウンロードディレクトリを選択します。この経路は、すべてのレンダリングのメイン出力場所として使用されます。次に、受け取ったアカウントIDまたはアカウントのメールアドレスを使用してログインします。プロジェクトをアップロードしたり、レンダリングされたフレームをダウンロードしたりするときは、常にアプリをバックグラウンドで実行する必要があることに注意してください。
renderBeamerがインストールされ、ログインすると、プラグインパネルが表示されます。プラグインインストールパネルは、最初のrenderBeamer起動後に自動的に開きます。 3Dアプリに追加のプラグインをインストールする必要があるときはいつでも開くことができます。
ここのプラグインパネルで、プラグインをインストールし、ファームでの作業ができます。 3Dアプリのプラグインをインストールしたら、次のステップに進みます。
注意
ファームで正しく接続してレンダリングするには、使用する各3Dアプリ(DCC)にプラグインをインストールする必要があることに注意してください。
2. シーンを準備
Mayaでシーンを開き、レンダーファームでのレンダリングの準備をします。
- Mayaのサポートされているバージョン– 2014以降。
- シーンファイルは.maまたは.mb形式で保存します。
- 出力 – ローカルマシンでレンダリングする場合と同じ方法で設定します。ほとんどのMaya出力フォーマットをサポートしています。アニメーションではなくフレームをレンダリングするため、.movなどのアニメーション出力形式はサポートできません。
- シーンをアップロードするには、適切なプロジェクトディレクトリ構造でシーンを準備し、シーンファイルを次の名前のフォルダーに置く必要があります。 正しくプロジェクトをMayaで設定する方法に関する情報は、こちらをご覧ください。https://knowledge.autodesk.com/support/maya/learn-explore/caas/CloudHelp/cloudhelp/2020/ENU/Maya-ManagingScenes/files/GUID-D5CA162A-0956-49C6-9FAC-2F73DCF03409-htm.html
- レンダリング可能なカメラが選択し、persp、sideShape、topShape、frontShape、perspShapeなどのデフォルトカメラと同じ名前が付けられていないことを確認してください。
- 一般設定では、アニメーションにチェックを入れて、レンダリング対象フレームの範囲を設定します。単一フレームの場合、開始フレームと終了フレームに同じ値を入力してください。
- プラグイン–多くのMayaプラグインとアドオン(Yeti、Ornatrix、PhoenixFD、Golaemなど)をサポートしていますが、追加のアドオンを使用している場合は、情報を送信してください。プラグインの可用性と購入オプションをこちらで確認します。
- レンダー領域はオフにする必要がありますが、必要な場合はオンにすることができます。ライブチャットでお知らせください。こちらでレンダー領域の値を設定します。
- シミュレーション(X-Genなど)–シーンでダイナミクス/パーティクル機能が使用されている場合は、それらのキャッシュファイルを作成し、シーン内で正しくリンクする必要があります。 X-Genのキャッシュを準備する方法はこちらのガイドの例をご覧ください。https://knowledge.autodesk.com/support/maya/learn-explore/caas/CloudHelp/cloudhelp/2020/ENU/Maya-CharEffEnvBuild/files/GUID-5CDC5D2C-6330-425B-98E9-E2A145CB42B6-htm.html
3. プラグインを使用–モードを設定する(Redshif)
プラグインをインストールすると、Maya GUIに表示されます。プロジェクトをファームに送信するには、シェルフタブにあるrenderBeamerアイコンを探し、アイコンをクリックしてプラグインウィンドウを開きます。プラグインを起動する前に、レンダリングするシーンの正しいバージョンが開いていることを確認してください。
ヒント
プラグインのインストールに問題がある場合(シェルフでプラグインが見つからない場合、またはアイコンが見つからない場合)は、フォーラムのスレッドで解決策を確認することをお勧めします。問題の解決に役立ちます。
Redshiftレンダリングエンジンのプラグインレンダリングモード:
- そのままレンダリング–この時点で、これがRedshiftレンダリングエンジンで使用できる唯一のモードです。プラグインは現在のレンダリング設定を自動的に読み取り、ここにミラーリングするだけなので、このモードには追加の設定はありません。このモードを使用して、アニメーションをレンダリングします。両方とも、オブジェクトアニメーション、マテリアルの変更、カメラまたはライトの動き、およびカメラの動きを含む完全にアニメーション化されたシーンの両方に使用できます。さらに、このモードを使用すると、単一フレームを高解像度でレンダリングすることもできます。
注意
このモードでは、GIエンジンのオプション中どちらも混ぜて使用できますが、「リビルド」および「リビルド(プリパスのみ)」モードはサポートされていないことにご注意ください。デフォルトの「リビルド(保存しない)」および「ロード」(生成およびリンクされたGIキャッシュを使用する場合)モードはサポートされています。
テストの重要性、およびレンダリングのコストと時間を見積もる方法の詳細については、FAQを参照してください。
4. プラグインを使用–プロジェクト設定
プラグインモードを選択したら、セットアップウィンドウでワークフローを続行し、範囲と解像度の設定に進むことができます。
プラグインは、Mayaレンダーセットアップで設定されたセッティングを自動的に検出しますが、選択したレンダーモードに関係なく、シーンを送信する前にプラグインでいつでも変更できます。
解像度–入力した解像度がレンダリングに必要な解像度であることを確認してください。
フレーム範囲–レンダリングする必要がある範囲を入力してください。
レンダーレイヤー–このウィンドウには、特定のシーンで作成されたレンダーレイヤーの現在の設定に関する情報が表示されます。
作成したレイヤーごとに2つの設定を確認できます。
- renderable –「True」パラメーターは、このレイヤーがレンダリング可能なレイヤーとして設定され、レンダリングされることを意味します。「False」として表示される場合、レイヤーはレンダリング不可能なレイヤーとして設定され、レンダリングされないことを意味します。
- ext –このパラメーターは、特定のレイヤーに選択された拡張子を表示します(exr、png、jpgなど)。
5. プロジェクトをアップロード
プラグインがシーンのエクスポートを完了すると、プロジェクトはrenderBeamerにリダイレクトされてアップロードされます。 renderBeamerは、プラグインと連携して動作するスタンドアロンのアップロード/ダウンロードアプリケーションです。簡単に言うと、ファイル転送を処理します。
シーンが完全にアップロードされると、アプリはWebマネージャー(Webダッシュボード)のシーンへの直接リンクを含むウィンドウを表示します。続行するには、「ここをクリックしてジョブを送信」ボタンを利用してください。何らかの理由でリンクが表示されているウィンドウを閉じた場合や機能しなかった場合でも、心配しないでください。Webダッシュボードでプロジェクトを見つけ、後でシーンファイルをクリックしてシーンを送信できます(詳細は次のステップで)。リンクをクリップボードにコピーして、手動でWebブラウザーに貼り付けることもできます。.
6. ジョブの送信及びレンダリング進行状況モニタリング
プロジェクトがアップロードされたので、ファームにジョブを作成し送信する最後のステップへ進みます。Web Managerは、すべてのプロジェクトとレンダリングジョブが位置する場所です。
以前にrenderBeamerによって生成されたリンクをたどった場合は、いくつかのフィールドと設定を含むジョブ送信ウィンドウが表示されます。リンクをたどらない場合や機能しなかった場合は、プロジェクトパネルでプロジェクトを探し、プロジェクトフォルダー内のシーンファイルを見つけて手動で行うことができます(フォルダー構造で「data」というフォルダーを探します、つまりProject_name / data / SceneName.mb)をクリックし、それをクリックしてジョブウィンドウを開きます。
ジョブを送信するときに、高、中、低の3つの優先順位から選択できます(詳細については、料金ページとお問い合せページをご覧ください)。
各優先度のキューの長さに関する情報も表示されるので、どの優先度を使用するかを決定するのに役立ちます。
レイヤーリスト-このウィンドウには、シーンで作成されたレンダーレイヤーの設定が表示されます。デフォルトの設定はシーンと同じです。レンダリング可能なレイヤーはチェックされ、レンダリング不可のレイヤーはチェックされません。これらの設定を確認して、レンダリングしないレイヤーをオフに切り替えることができます。
各レイヤーを個別のジョブでレンダリングする-レンダリング可能な各レイヤーを個別のジョブとしてレンダリングする必要がある場合は、このオプションを選します。その場合、各レイヤーは個別のジョブとしてキューに追加され、他のジョブとは独立してレンダリングされます。デフォルトでは、このオプションは無効になっています。
ヒント
シーンのレイヤーごとに異なる範囲をレンダリングする場合は、このオプションを選択し(各レイヤーを個別のジョブでレンダリング)、ジョブを一時停止したままてレンダーキューに追加し(Web Managerの[一時停止したままてジョブを追加]オプション)、弊社のサポートにご連絡してください。各レイヤーの範囲を設定し、レンダリングを再開できるようにお手伝いいたします。
レガシーレンダーレイヤー-このオプションはMayaのレンダリング設定に依存しで自動的に有効または無効に設定されます。優先レンダリングセットアップシステムのデフォルトモードとして「レンダリングセットアップ」を使用する場合、このオプションはWebマネージャでチェックが外れます。ただし、「レガシーレンダーレイヤー」を使用する場合、このオプションはWebマネージャでチェックされます。
レンダー設定に最終チェックを入れ、優先順位を選択したら、送信をクリックしてジョブをレンダーキューに追加します。初めて弊社のファームを利用するユーザーの場合、25ドルのクレジットを受け取ってサービスをテストできます。クレジットは、いくつかのテストジョブを実行し、サービスに慣れるのに十分です。
ヒント
ジョブを右クリックして、優先順位の変更、ジョブの一時停止、ジョブの強制終了、ジョブのアーカイブなどの追加オプションを設定できます。
注意
見積りは現在完成されたフレームに基づいており、その時点での概算です。プラグインで指示されたとおりにテストジョブをレンダリングすること(1to100s10などのステップを使用)は、より正確な推定と潜在的なエラーの検出のために強く推奨されます。
ジョブがレンダリングを開始したら、現在処理されているフレームの進行状況をリアルタイムで確認できます。これを行うには、メインプロジェクトリストからレンダリングジョブを選択し、右上の矢印をクリックして進行状況パネルを開きます。
進行状況パネル(画面右側のパネル)には、いずれかのジョブが選択されている場合にのみ、その内容が表示されます。パネルは3つのセクションに分かれています。
アクティブフレーム-現在レンダリング中のフレームを表示します。フレームが終了すると、2番目のセクション完了フレームに移動します。 完了フレームリストで任意のフレームを選択すると、下部の処理結果セクションのレンダリング出力処理ログにアクセスできます。
ヒント
プログレスパネルでアクティブフレームセクションの現在レンダリング中のフレームを右クリックすると、ノードからリアルタイムレンダリングログにアクセスできます。
注意
ジョブのレンダリングが完了すると、すべてのフレームが既にレンダリングされ、リストが「完了フレーム」に移動されるため、「アクティブフレーム」セクションのフレームリストは空になります。
7. フレームダウンロード及び確認
レンダリングが完了した各フレームは、renderBeamerアプリケーションで選択したディレクトリのローカルドライブに自動的にダウンロードされます。ダウンロードフォルダーの場所がわからない場合は、もう一度確認するか、renderBeamerの設定で変更できます(歯車アイコンをクリックします)。また、フレームが利用可能になり次第ダウンロードされるように、自動ダウンロードがオンになっていることを確認してください。このボックスがチェックされていないの場合、renderBeamerのダウンロードタブで各ジョブをクリックし、フレームを手動でダウンロードします。
何をいつダウンロードするかをより細かく制御したい場合は、フレームを手動でダウンロードすることもできます。それには、renderBeamer設定で自動ダウンロードチェックボックスのチェックを外して[ダウンロード]タブに移動します。次に、チェックボックスを使用して該当のレンダリング出力を選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
この種類のワークフローは、選択した1つまたは複数のジョブのすべてのレンダリング終了したフレームをダウンロードします。ただし、renderBeamerには、個々のフレームをダウンロードするオプションもあります。そのためには、マウス右クリックでファイルリスト機能を使用します。
選択したジョブのファイルがリストに表示されたら、リストをロールダウンし、チェックボックスを使用してダウンロードするファイルを選択します。次に、同じくダウンロードボタンをクリックします。
フレームがダウンロードされたら、マウス右クリックメニューのディレクトリを開くオプションを使用して、フレームが保存されているフォルダーを開くことができます。
注意
フレームをすぐにダウンロードするレンダリングジョブがある場合は、必ずrenderBeamerを実行し続けたままにしてください。ただし、特定の瞬間にフレームがダウンロードされない場合があります。これは、アプリケーションがサーバー上のファイルを15分のサイクルでチェックを行いますが、現在、サイクルの間にあることが原因である可能性があります。リスト更新をクリックすると、次のサイクルを待たずに強制的にチェックを行います。
8. クレジット購入
すべてのお試しクレジットを使い切った場合、サービスを続けて使用するには、アカウントにクレジットを追加する必要があります。残高が0ドル未満になると、レンダリングされたフレームをダウンロードしたり、新しいレンダリングジョブを開始したりできなくなります。ウェブマネージャーの[会計]パネルで支払いを行うことができます。デビットカード、クレジットカード、PayPal、DotPayでのお支払いが可能です。
レンダリングのニーズが高い場合、または定期的にレンダリングする予定がある場合は、ボリュームディスカウントを確認してください。
9. お問い合わせ
GarageFarm.NETの技術チームといつでお話しできます。私たちはサービスを利用し始めるあなたを助けるため、あなたの質問に答えるため、そしてあらゆる方法であなたを助けるためここにいます。遠慮なく声をかけてください。
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