GSF1200黒 納車整備 2
作業しながらデジカメで撮影して、その後にブログにアップ・・・
かんたんにはいきませんね
んでも、これからもできるだけリアルタイムにご報告をしていこうと思いますので、よろしくお願いします。
んじゃ、GSF1200の納車整備から
前回の続き、ジェットの清掃が終わり、メインジェットが入荷したので、組み立てて行きます。
これは清掃が終わったジェット類。一番右側にあるのが新品のメインジェット(120.5番)です。
バラバラにしたフロートなども全て組んでいきます。
元通りに組んだら・・・
例によって、オーバーフローのチェックをします。
その間にカスタムパーツも同時進行で組んでいきます。
まずは、リアフェンダーを外して・・・
マニアが泣いて喜ぶ!?Worksさんのアルミフェンダーレスキット。
当店の在庫も最後の一つとなってしまいました・・・
絶版なので、もう手に入りません
FRPもいいけど、アルミもいいですね
下から見るとこんな感じ。
キャブを組む前に、プラグも交換。
元のプラグは真っ黒けっけ
いつものことですが、2極タイプCに交換します。
納車までのタイムリミットの問題もあるので、同時進行でF周りの整備もしていきます。
Fフォークのオーバーホールを・・・
と思ったら、ステアリングの動きがおかしい
ばらしてみると・・・ベアリングとレースがもう交換時期でした。
はずしたステアリングステム。
動きがゴロゴロしていたり、ぎこちなかったり、ある一定のところで固く動きづらくなるなどの状態があればステムベアリングの交換が必要です。
上が古いもの。下が新しいものです。
レースを抜いて、一度キレイに清掃します。
こちらが上側。
下側ももちろんキレイにして・・・
新しいレースを打ち込みます。
新品だと気持ちイイですね
もちろん、ホイールベアリングもチェック!!
こちらは、交換して間もない感じ。
問題ないです。
反対側ももちろん大丈夫!
例によって、ローターの厚みもチェック。
4.49~4.5mmくらいあります。
このローターの使用限界が4mmなので、まだまだ大丈夫です。
こちらの方が減ってるかな。
4.39~4.4mmくらいです。
こちらもOK!
タイヤもご指定のBT003に交換していきます。
と同時にFフォークのオーバーホールも。
曲がりは全くありませんし、錆も大きなものはありません。
ストローク部分にキズも無いですし、シール類とフォークオイルの交換をしていきます。
左はダダ漏れ状態でしたね
バラバラに分解して清掃しました。
ボトムケースの中もピッカピカです
このときに、ボトムケース内の変形もチェックします。
変な当たりや凹みがあると、フォークがスムーズにストロークしないのです。
もちろん、このGSFは問題ありませんでした。
良く見ると、フォークスプリングはホワイトパワーのものが入っていました。
ノーマルよりもちょっと硬めな感じかな。
反対側ももちろんバラバラにして清掃。
こちらもピカピカ
そして、元通りに組んでフォークオイルを規定量入れ、油面をチェックして完了
やっぱり、気持ちイイですね~
んで、F周りを元通りに組み、キャブもつけて・・・
エアクリーナーも交換して
穴だらけのフタは捨てて、穴の開いてないものに交換。
マフラーもプロドラッグに交換して・・・
キャブのパイロットスクリューの調整と、同調をとっていきます。
最初はバラバラ。
調整後はこんな感じ
んで、更に更に車体周りの作業とカスタムパーツの組み付けを・・・
リアブレーキのキャリパー周りとホースの交換をやっていきます。
こりゃ、完全に分解してのオーバーホールが必要なので・・・
さっさとバラバラにしました。
これが交換する部品。
シール類はもちろんですが・・・
パッドもここまで錆びているとライニングの剥離が心配です。
ブレーキパーツは特に妥協しないで部品交換していきます。
命取りになりますからね。
パッドピンもちょっと磨いてみましたが・・・
ここまでアーモンドクラッシュポッキーみたいになってるともう使い物になりません。
これも新品に交換です。
清掃が終わったキャリパー本体とピストンと新品部品です。
キャリパ本体もピッカピカ
ピストンもピッカピカ
メッキの剥離もないし、大きな錆もないのでキレイに磨いて使います。
ブレーキパッドは、よくオススメするRKのシンタード。
パッドの面取りなどをして、組み立てました
キャリパーを組んで、ホースもお客様ご指定のブラックホースに交換
ばらしたついでにマスターシリンダのグリスアップもして
こちらもご指定のWR'sのバックステップを装着。
ニュートラルセンサーの接触も悪かったので交換します。
GSFで結構壊れるんですよね・・・
画像で見ると、まだ汚れていますが、これでもかなりキレイに清掃したんですよ
はい。新品に交換しました
リミッターカットも装着しました
その後、最後のオイル交換をして、もう一度エンジンをかけてチェック。
フィルターももちろん交換。マグネット入りです
そして、更に更に更に・・・って、ちょっと長すぎですか
いや・・・でも、一気に書いちゃいます。
オイル漏れしていたリアサスのリンク部分です。
このままリアサスだけ交換するなんて・・・
イヤだ!
ってことで、こちらも点検して問題なければ清掃してグリスアップします。
キレイに洗ってみると、ベアリングも問題無かったので、洗い油で徹底的に古いグリスを除去して、新しいグリスでグリグリしました。
動きもスムーズになったので、これでOKとします。
これが漏れてるリアサス。
ポヨンポヨンの状態です。
そそ。リアサスのオイル漏れを指摘してるにも関わらず、お金が無いからと言う理由でそのまま乗ってる人を見かけますが・・・
フロントもリアもそうですが、サスはとても重要ですよ。
危険ですから、きちんとオーバーホールしましょう。
当店のリビルド品と交換します。
ロッドの再メッキもしていますので、安心してお使いいただけます
元通りに組みました
チェンジ側のバックステップも組んで・・・
特に問題なかったのですが・・・
今回、たくさんのカスタムパーツをお買い上げいただいたので・・・
ちょっとだけサービスを。
以前、自分がテストで使ったゴールドチェーンをつけておきました
RKのGS530-XWです。RKチェーンの最高級品です(笑)
テストと言っても・・・ただ単に、一旦つけたのですが、スプロケの変更をしたためにコマが足りなくなったので外して保管しておいたものです。
保管中にサイドのプレートにほんのちょっとだけ錆が出ましたが、元のチェーンよりは全然状態がイイです。
ハンドルもご指定のハーディーのミドルに交換して・・・
この時点で、クラッチのマスターもブレンボのラジアルに交換&ブラックホースに済みです。
そして、今度はFキャリパーを。
たまに見かけますが・・・何故、パッドスプリングを取り除いてしまうのでしょうか?
レースでならともかく、公道で使うのなら外さない方がいいです。
これが無いとパッドが踊り、ディスクとわずかに触れた時に異音を発生したりします。
パッドがスムーズに戻る手助けもしてる部品なので、外さないようにしましょう。
逆に、外したって大した恩恵は得られません。
汚れはそんなに大したことないですね。
パッドスプリングの件を除けば手入れも良くされていたようです。
ちょっと磨いただけでキレイになりました。
全部のピストンを磨いて、㊙潤滑剤を使ってピストンをスコスコさせます。
スムーズに指で戻る状態にして・・・
ブレーキパッドはほぼ新品で、状態も良かったのでこのままいきます。
パッドピンもちょっと磨いたらキレイになりました。
組み立てて完成!
反対側も同様に作業をして・・・
ホースをご指定のブラックホースに交換。
反対側も同じく!
中古ですが、ブレンボのラジアルマスターを装着
クラッチ側もこんな感じ。
ミラーホルダーはアントライオン製です。
ハンドル周りはこんな感じ。
んで、本日無事に車検場で予備検査を取得しました
最後のツメの作業を行って、26日土曜日には納車予定です。
もうしばらくお待ちくださいね