常連様のBMW E92 335i N54エンジンの7速DCT車両。
まぁ… 私自身も含め、うちのお客さんのBMWでは一番多い車種となりますww
こればっかw ってなぐらいwww
今回は修理でお預かり。
先ずはリアのハブベアリングの交換ですが、ドラシャが全く抜ける気配がないのでこのままの状態でしばらく放置します。
その間に症状が出てから段々と酷くなってきましたDCTの回転数/温度のコンビネーションセンサーを交換していきます。
症状的に原因はほぼ断定していましたが再度ISTAでも確認をしてと…
実際にはしていないはずですがDCTのオーバヒートが黒を超えて赤(二段階目)まで行ってました…
やはりDCTのコンビネーションセンサーでほぼ間違い無いと断定しましたのでDCTを降ろしていきます。
先ずはフルードを抜いて…
DCTをミッションジャッキへ載せるのでオイルパンは一先ず取付けたまま!と、なります。
その他、諸々を外してDCTを降ろしました。
フライホイールは綺麗ですw
で、DCTを降ろしただけではコンビネーションセンサーが見えませんので、ここから更にクラッチ関係を取り外していきます。
スナップリングとクラッチカバーを外すとデュアルクラッチが見えました。
デュアルクラッチを外すのにはSSTが必要で、
デュアルクラッチを外すとその奥にコンビネーションセンサーが鎮座しておりますw
ここw
純正新品のコンビネーションセンサーへ交換を行います。
今後この作業はかなり増えそうな予感がします
ここまでくると交換は非常に簡単ですww
そしてクラッチカバーのでっかいOリングと、
シャフトシールも純正新品で交換しておきます。
スリーブからのフルード滲みもありましたので、
スリーブのOリングも交換しておきましょう。
オレンジ色から黒色へ!
DCTが降りている状態じゃないと交換が非常に困難な、DCTのサイドカバーのガスケットも交換しておきます。
サイドカバーのガスケットの劣化でフルードの滲みや漏れが発生している車両は多く見かけますよ。
この作業も今後増えそう
走行距離や状態等を加味して今回はDCTオイルパンやフィルター類も交換しメンテナンスも行います。
外したサイドカバーは綺麗に洗浄しておきました。
裏表とも綺麗に洗浄してあります。
イブシ銀ww
そこへ純正新品のガスケットを取付けまして、
規定トルクと取付け順にてDCT本体へ取付けを行います。
その後サクサクって程ではありませんがDCTを載せてからその流れのままメンテナンスを行います。
オイルパンへ残っているフルードを抜いて、
オイルパンやインナーフィルターを外していきます。
今回はインナーフィルターとプレッシャーフィルターのみOEMパーツを使用します。
純正DCTクーラーへの配管部分のOリングも交換!
プレッシャーフィルターも抜いてと…
一気に取り付けるww
で、途中でドラシャが相変わらず抜ける気配がないので試行錯誤していたところ…
工具がぶっ壊れました
一先ずハブベアリングの交換は一先ず中断
そしていつも通りにHKS製DCTフルードのスポーツを注入していきます。
その後はエンジンを始動させたりもするので先にエンジンオイルを交換しておきます。
DCTフルードはちょっと待っててねww
ポツーンw
エレメントも交換し…
こちらも使用するのはいつも通りMOTUL 8100POWER
8100 POWERはお客さん達からも凄く好評です
写真は一気に進みますが、ここからはISTAを繋いでDCTフルードの油量調整を行い、更に今回はクラッチの学習等もキッチリと行っておきます。
学習中は少し不安になるような音がガチャガチャと出ます(;^ω^)
DCT関係の修理とメンテナンスが完了したら、調子が悪くて映らないと考えていたバックカメラが何もしていないのに映るようになっていました…
これから点検していくはずだったのでラッキーwww
DCTのエラーでインターフェースかバック信号へ何かしらの制御が入っていたのでしょうね
で、オーナー様と打ち合わせを行い今回は一先ずハブベアリングはそのままの状態で一旦お返しし、対策を練ってから再度お預かりし作業を行います。
う~ん…
しかしドラシャはどうしたもんか…
それでは、また
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