スカイウェイブベアリング挿入と腰下組立 | 埼玉の田舎から

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主にスズキの2輪車スカイウェイブの記録を書いていくつもりです。
一世風靡したビクスクなる乗り物も今や過去、
そんな希少オーナーのために?整備など参考になればと思います。

素人なので細かいことは言わないでくださいね。お手柔らかに!

前回書いてからのモチベーションが低くてやっとこ腰下から~
 
クランクベアリング、バランサーシャフトベアリング、オイルポンプシャフトベアリングを挿入し
腰下を閉じたいと思います。
 
ベアリングは純正品を使わないで規格品を使用したら安く済むようです。
最も自動車メーカーってサプライヤーから買っているわけで同じものですよね…
 
スカイウェイブの250と400は共通部分が非常に多いです
クランクケースライト、レフトすらも同じなのでベアリングは250のCJ44、46と400のCK44、45は同じです。
CJ46はレフト側だけ変速モーターがありクランク形状は多少違っていますがおそらく同じ(パーツリスト未確認)
 
大まかな交換部品載せときます
 
クランクベアリング 09262-35038 35x72x17 2個
バランサーベアリング 09262-20121 20x47x14 1個
バランサーベアリング 09262-22027 22x50x14 1個
オイルポンプベアリング 09262-10015 2個
オイルポンプチェーン16310-05H00
オイルポンプassy 16400-05H00-E00
マグネットカバーガスケット 11483-05H00
 

 
挿入時用意するものはヒートガンと冷凍殺虫剤
 
ヒートガンでケースを温め膨張させて丸1一日冷凍庫でカチコチにしたベアリングを挿入します
これがものすごく気持ちいいくらいスコッ!!と入ります。
 
温めはガスコンロ等でもよいそうですが、温めすぎには注意が必要です。
先輩方の記事を漁ると水分を垂らして蒸発するくらいが丁度いいとか?
まぁその辺は勘でしょうかね?
 
 
レフト側クランクベアリングは常温でもスカスカ入ってしまったので先にクランクにベアリングを挿入し
ケースにはネジロック剤を塗布し挿入…果たしてうまくいくかな
 
タイトロック塗布面には事前にアセトンで脱脂しました。
 
 
 
 
 
写真のようにミッション側へクランクをセット
 
ケースの合わせ面には薄く液体ガスケットを塗布しますが、
合わせ面にはウォーターポンプからの通路にOリングが2つ入っています
 
 
 
 赤い部分に楕円のOリングが入ります…が
ご覧の通り当たり面が荒れてしまっているので事前に液ガスを塗布
 
因みに緑の部分に冷却水が流れて青く囲った部分がフィンになっていてオイルクーラーの役目をしています…
まさかこんなものがあるとはw
 
ピンクの丸部分にオイルポンプ軸がありますが
軸先端にウォーターポンプがついています
ウォーターポンプは車体右側マグネトー下側に外からネジ留めされます
 
写真には写っていませんがもうひとつOリングがあり、そちらも心配なので液体ガスケットを塗布
 
 
液体ガスケットは3M 1207B
 
ネジロックにはロックタイト243を使用
 
 
 
 
 
そして左右が合体!
 
挿入はクランクレフト側(ミッションケース側)をヒートガンで加熱しクランクシャフト側を冷凍殺虫スプレーでカチカチに冷やして挿入!
冷やすと結露して水分がつくのが痛いですがまぁしろーとなんで見逃してください(*_*)
  
締め付けトルク
クランクケースボルトM6 11N・m
クランクケースボルトM8 22N・m
オイルポンプドライブギヤナット 23N・m
バランスドライブギヤナット(ロングソケット46mm自作済)150N・m
バランサドリブンギヤナット50N・m
 
 
そして丸1日放置したあとクランクを回してみると…
 
 
なんだかガタガタする?いや、気のせいだよね?
 
ところがクランキングしないでもドライブ側を手で左右上下に押すだけでもガタがあることに気がつく…
 
こりゃクランクケースレフトが逝かれてますなぁ
 
ということでまたもや分解するか…
見なかったことにするか…
 
どうしようか…