Bon Voyage | 千葉県津田沼古着屋ガレージセール

千葉県津田沼古着屋ガレージセール

千葉県津田沼で1990年に創業した古着屋ガレージセールのブログです。 http://kawagutufurugichuuko.com/






ジェイソン・マクエルウィンは高校三年生



その日、初めてユニホームを着て
ベンチに座っていた




その日はバスケットボールの
地区大会最後の試合




彼にとっては最初で最後の
公式戦出場になるかもしれなかった





試合時間が残り4分となり


初めてここで彼は

コートに投入される





初めて回ってきた
シュートチャンス




彼のシュートはエアボールとなり
リングにかすりもしない





回ってきた二回目のチャンス




レイアップシュートを試みるも
これもまた

はずしてしまう





残り時間は3分  






しかし




ここからだった








もし、あなたが一生懸命

努力しているにも関わらず




センスの問題を口にする人間がいたら

そいつのいう事を聞いてはいけない





その人間は

あなたが努力している分野に
身を置いたことなどないか




そのような世界をさけて
生きてきた奴に違いない







たとえ、一生懸命
頑張っていたとしても



あなたの努力は

報われるとは限らない




残念だがこれは本当のことだ





あなたの努力が報われるとは限らないし






生まれつきのセンスだけで
あなたよりはるか高みに
いる人もいるだろう






ただ、一つ言えることは





努力というのは事実の
積み重ねだということだ



努力をすれば
それを行ったという
事実が積み重なる




その事実は

誰にも否定できないし
打ち消すこともできない





勝負の世界に限らず
世の中には




運や流れというものが存在する






その流れを引寄せるのは
センスではない




事実の積み重ねだけが
運や流れを引き寄せる





センスの問題を口にする人間は
そのことがわかっていない




それはそうだろう




だって
同じ世界で努力を
積み重ねたことが




そいつにはないのだから







ジェイソンが
最初のシュートをはずした後も

チームメイトは
彼にボールを集め続ける






ジェイソンは、選手ではない







彼は自閉症のマネージャー




バスケットが好きで


3年間、チームの為に練習を手伝ったり
水を運んだり、ボールを拾ったりしてきた






ただ、チームメイトは見てきたのである






自分達の練習が終った後




ジェイソンが体育館に一人残り






シュート練習を
続けてきていたのを











あなたにはセンスがないと



お前にはできないと



言った人間は誰ですか








その人間は


あなたの限界を決める資格を持つほど



その世界で大きな成功を収めてきたと

いうのだろうか




そうではないと

言うのであれば




その人のいうことを



聞いてはいけない






だってあなたの目の奥には

なりたい自分が


映っているのだろう





あなたの限界を決めていいのは

あなただけなのである









ジェイソンのシュートははずれ

残り時間は数分





チームメイトはジェイソンに
ボールを集め続ける






ここからだった








再びボールを手にしたジェイソンが




スリーポイントラインの外から
シュートを打つと





ボールは吸い込まれるようにゴールに向かう







彼はそこから立て続けに



6本のスリーポイントシュートと


1本の2ポイントシュートを決め




試合終了まで4分間の出場で
20得点をあげたのである






ジェイソンが試合に出るかもしれないと
応援に来ていた友人たちは大興奮




コートの中になだれ込み
会場は熱狂の渦に巻き込まれた





ジェイソンの活躍は
広くアメリカ中に知れ渡る




4分間の活躍により




ジェイソンは当時の大統領と
面会することになり


大統領にも賞賛されたのだった









あなたにはセンスがないと



お前にはできないと




言った人間は誰ですか






たとえそれを言ったのが




あなたの内なる世界にいる
自分自身だったとしても





君にはできる






なぜならば



あなたがこれまで
生きてきた時間の中に






積み重ねてきた事実があるのだから



積み重ねてきた事実が




あるのだから









これから最後のシーズンを迎える


君に贈る