一昨年からいろいろ修理や整備をしているEF8 CR-Xです。
車検でお預かりしました。
エンジンルームを覗いてみると緑色の液体がエンジンメンバーに垂れています。(汗
インテークマニホールドを下から撮影。
EACV(エレクトリック・エアー・コントロール・バルブ)から冷却水が漏れています。
まぁ新車登録から35年ですから、漏れますよね。
繋がる冷却水ホースも古そうです。
取り外したEACV。
蓋を開けてみると…
あ~、どこかの遺跡みたい。
もうね、さすがに他のゴムホースも放っておけません。
オイルクーラーに繋がるホースも古い!
取り外して新品交換します。
で、
オーナーさんから冷却水ホース全交換の依頼がありました。
ヒーターホースや細いウォーターホースを全て交換しますが…部品がね、無いんですよ。
調べてみると…
U字型の2本のホースとEACVへ繋がるウォーターホース、
この3本は純正ホースで部品がありました。
それ以外のホースは全て他車流用。
4~5台くらいの車種から似た形状のホースをチョイス。
ホースの取り回しがえらく変わってしまいますが、
意外にも無難にまとまりました。
当初のご依頼事項はこちら。
車検に向けてブレーキマスターシリンダーのオーバーホール。
これもインナーキット等純正部品がありません。
それでも、こういう旧車用の社外品があるので安心ですね。
マスターバックはいつもの通りグズグズです。
傷んだ塗装と錆びを取り除いて再塗装。
すっきり仕上がりました。
本題に戻ると、車高が足りません。(涙
車高調付いていても、調整用ブラケットが回りません。(涙
車体から取り外して、
潤滑油加えようがバーナーで炙ろうがブラケットが全然回りません。
錆びで固着しているようです。(涙×2
これは後日修理しましょう。
マフラーから水漏れ。
継続検査で排気漏れを指摘されるのも面倒なので、
あらかじめガスケットを交換しておきます。
フジツボ製純正品。
部品代より送料の方が高いヤツ。(涙×3
一難去ってまた一難。
車高を上げるとタイヤのはみ出しが一目瞭然。
そのはみ出し量が超微妙でして…
2017年法改正により、
タイヤだけなら10mm未満まではみ出し量は認められるのですが、
厳密に計測するとさらに微妙。
場所と計測器と測る人が違えば合格にもなるし不合格にもなりそうな数値。
ここ半年で4、5台くらい微妙~な「はみタイ」車の入庫が続出していまして、判断を明確にするために専用計測器を導入しました。
このCR-X、
このままの状態で車検付きで購入されたらしいですが、
4輪すべてアウトです。(汗
陸運支局にも赴いて計測方法をお尋ねしましたが、
結構アバウトな測り方なんですよね。
って~事は、ギリギリOKと判断できる場合もギリギリアウトになり得ますので、やはり余裕を持って検査に行きたいです。
結果、適正サイズのタイヤ&ホイールを注文しました。
…検査合格です。
おわり。
























