レース運営されてる某M社さんからの作業依頼・・・

ホンダディーラーさんの販売車JG3 N-ONEを

オーナーズカップ用にします。

 

登録前?の新車なので、養生しまくり。

 

 

 

 

 

 

 

まずは内装外し。

 

 

 

 

 

 

 

レース使用だと、

リアスプリングのアッパー部フレームが変形するそうで、

予防のために補強を行います。

「フロアーリアフレームプレートセット」なる、

無限製の当て板を溶接していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう作業は日常的に行っていますので、

特に難なく溶接終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパッター除去後、錆止め塗料を塗布。

ボディシーラーを埋めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーラーが乾いてきたら、

白いアンダーコートをタップリ塗布。

その後、ボディ塗装色に近い色で仕上げ塗装。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じの仕上がりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、メイン作業のロールケージ取付け編。

無限取説に型紙やカット寸法が記載されているので、

それに沿って加工していきます。

もちろん個体差があり、一発では決まりません。

手直ししながら仕上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新モデルなので、取説と違うフロア形状だったりします。

シートベルトアンカー位置は経験的に判断してココ。

JAF規定に沿った当て板の面積は当然ですが、

荷重作用方向もキチンと考えてますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイボルトが使えない場所はコレ。

FIA公認。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロングアイボルトを使用してオフセット取付けするのも、

いつもの通り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半完成の図。

この後、

ノーマル助手席とフルバケットシートを取付けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

大変レーシーになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーナーさんの身長から想定して、

6点式シートベルトをセットアップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、HPIの股ベルトが長すぎ!

 

 

 

一般のスポーツ走行仕様とは異なり、

レースレギュレーションが絡んでくるので、

レース運営者に相談しながらの製作となりました。

ある程度の知識と経験がないと、

迷走する作業かもしれませんね。

 

おわり。