デトネーション | kaitの父のブログ

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 コマー60をやっていると、デトネーションという奴に出会う事がしばしばある。

 今までのパターンだと、上支点辺りのヘッドが溶けている場合が多かったのだが、今回の場合ヘッドもピストンもギリギリ無事でシリンダーがやられてしまっていた。

 シリンダーは高価なだけにショックが大きい、今回は一番嫌なところに表れやがった。


 ところで、デトネーションってなんだ?

 異常燃焼で高温になる現象らしいが・・・・・・


 調べてみるとこんなことが書いてあった。


ノッキング の原因の一つ。

エンジンの圧縮行程で、高温になった混合気が点火前に自然発火 し、燃焼行程に入る以前に非常に速い火炎伝播速度で燃焼を開始してしまう異常燃焼現象。

圧縮比の高すぎやブーストの高すぎ(ターボ等の過給器 搭載車)、指定オクタン価 に満たないガソリン の使用、空気 と燃料の混合気における燃料の薄すぎ、などの原因で発生する。

この異常燃焼が発生すると、ピストン が溶けるなどエンジンに致命的損傷を受ける恐れがある。


 要するに燃料が薄かったということらしいが、薄いとしても、デトネが起る場合と起らない場合がある。薄ければ必ず起るものでもないらしい。


 経験上、季節の変り目に起きているような気がするのだが、どうだろう?

 これはガソリンに問題があるのではないか?という、ガソリン疑惑が仲間内で持ち上がっている。

 実際に以前起ったのが春先だったし、今回は秋ぐちだ。

 真夏と真冬はデトネーションと言う言葉すら聞いたことが無い。

 ガソリンって夏と冬でオクタン価が変るらしいと、誰かがほざいていた。本当なのだろうか?

 スタンドに聞いてみてもオクタン価は同じだという答えしか返ってこないので、なんともいえないのだが。


 他に調べてみても・・・・

一般にデトネーションは、高温が原因で、プラグによるイグニション(点火)の前に発生するといわれています。

 と、やはり同じようなことしか書いてない。

 

 と言うことは、カーボンを溜めたエンジンもなりやすいということだろうか?カーボンが熱を持って異常な高温になるのだろうか?

 原因がよく分からないので、結局対策も分からない。


 デトネーション対策は、

 ガソリンを購入する店舗を同じにすること、

 キャブを絞り過ぎないこと、

 オイルを良く混ぜること、

 極力カーボンを除去すること、

 と、ごく当たり前のことしかすることがないのか?

 

 しかし忘れた頃に、デトネーションはやって来る。

 憑いてないと連続で起ったりして、パーツと共に部品代も溶けてゆくことも多々ある。

 エンジンを組み替えて、1時間でまたデトネに襲われた人も横浜に居る。


 コマーを続けていても、こやつ(デトネーション)に出会わないで卒業していく幸せなな人々もいるらしい。


 なんにしても忘れた頃に現れる厄介な奴です。