(桂文楽・・・・口演中、登場人物の名前が出て来なくなり絶句してしまい、「勉強して出直してまいります」と言って高座を下りてそのまま引退した落語家)
仕事中はよく落語を聞いています
同じ演目でも落語家によって違いがあるのが面白い
自分が好きな落語家は志の輔、志ん朝、枝雀などですが
そりぞれに面白さの内容が違います
志の輔は初めから終わりまで全部が面白い
志ん朝は笑う場面が数か所ですが、その数か所が
とても面白いので聞き入ってしまう
落語というのは半分を聞く側のお客に委ねているそうです
例えば「いい女だね」と言えばお客さんひとり一人の思い描く
いい女が頭に浮かぶので100%という事
熊さん、はっさぁん、にお調子者のとめ吉といえば、聞き手が
勝手に思い描いてくれる100%の世界に話の半分を委ねて
話が進んで行くという事です
自分は全く興味がないので見ないのですが
この時期になるとお笑いのM1面白かったねという
言葉をチラホラ聞くのでせっかくなので
YouTubeで上位数組の漫才を見てみました
なるほど~、漫才というは難しいですね
演目時間が5分~10分程度でお客さんを笑わせないと
いけない。ちよっと落語とは違いますね
自分が漫才師だったらどんなネタを考えるだろう?
初めの数分でお客さんとの共感できる場面と考えると
やはり誰でも?となる日常の場面かなー
例えば・・・・・・
①食パンを机から落とすと何で必ずジャムを塗ったほうが
下になるの?
②1日は24時間もあるのに何で夜中の2時半のトイレに家族全員
3人が集合するの?
③トイレットペーパーの交換の手間が嫌で、芯ギリギリに紙を残して
去った確信犯の前任者
とかでしょうかね( ´艸`)
志の輔のまくら「不愛想なタクシー運転手の撃退ゲーム」などというのも
漫才ネタでも十分に面白いです
人というのは「他人の不快な場面で笑う」といいます
分かりやすく説明いたしますと・・・・・・・
皆でツーリングに出かけて、サービスエリアでソフトクリームを買って
歩き出したときJ9だけつまずいて転んでしまったとしますよねー
J9→「皆の前で転んで恥ずかしいし一口もソフトクリーム食ってないのに
なんでだよ~」と損して不快です
でも、周りの人たちはそんな人間を腹をかかえて笑うはずです
奥さんに土下座までして前借りして用意したお小遣いで買った
自分のバイクのパーツが合わなかったなんて言うのも
周りの人を笑わせてくれます
(本人不快で涙目だけど)
でも、このような人のほうが付き合っていて面白いですよねー
さて、今年もあと一息です