人に対する優しさにも賞味期限というものがあるのだろうか。
これも原発と同じく、震災後より一年間考えていた事である。
目に見える範囲にいる人であれば、困っているときに手を差し伸べること
ができるが、名前も知らなが困っている人に対する優しさには賞味期限というものがあるのだろうか?テレビや新聞で取り上げている間はまだ行動に移すことができるが数年が経過し報道がされなくなった場合の自分がとても怖い。
上手く言葉では言えないのですが、「底辺にいる人たち」を一番大切にしたほうがよろしいかと思います。
少しおせっかいではあるが、困っていそうな人に「何かお困りのことはないですか?」と穏やかな口調で尋ねられる準備をいつも心がけておきたい。
警察官が街を行き交うたくさんの人の中から犯罪者を嗅ぎ分けるように
ボランティアチームの中にも、「困っている人」を見つけ出す事ができる人間が1人、2人は必ずいますので、その人の意見はよく聞いておいたほうがいいと思います。
例えば少し体の不自由なお爺ちゃんが、「毎日、髭が剃りたいねー」と言ったら可能な限りで、朝一番で剃ってあげたほうがいいです。健康な我々からすれば些細な事ではあるが、お爺ちゃんは朝一番に髭を剃ることが自分との対話のはじまりだと思いますので、なんとなくボソボソと言う言葉をよく聞くようにしておきたいですね。
いまだに安否が分からず行方不明の方々と、六十数年前に東京大空襲で亡くなられた方々に・・・・・・・・
黙とう
(作品名) 記憶の花
(カメラ) ペンタックスKM 55MM
(フィルム) コダック400