安売り看板が | 素人整備のガレージ日記

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。
車屋ではありません。

これは今日気づいたのてすが、以前近所に確かにあったはずの同業他社の安売り看板が撤去されていました。


正確に言うと撤去されたのはもっと前のことで、僕がはっきりないと認識したのが今日だったということです。


通常その作業はうちでは8万円(税抜)をいただいていますが、その看板には5万円と書いてありました。


うちの仕事は一口に同じ名前であっても、車のようにカタログがありどのお店で頼んでも同じものがくるのとは異なり、職人の技術やたくさんの専門家の力量に左右されるものなので、一概に金額では測ることができないのですが、とにかく安い方がいいと思っている方にはもちろん、そうでない方でもそれを見れば、心が揺らぐこともあると思います。


で、やりにくいなぁと思っていました。


古くからやっている同業他社さんたちも、金額はうちと変わらないかそれ以上らしいので、同じことを考えていたと思います。


コストを下げて安く提供するなどの企業努力をしていないあなた達が怠慢なんですと言われてしまうかもしれませんが、実はうちのその価格は平成初期から変わっていないのです。


35年もの間値上げしていないなんて、それこそ企業努力してきた結果だと思いませんか?


価格破壊を提唱する業者さんが参入することは自由経済ですから仕方ありません。


ただ言わせてもらえると、うちと全て同じレベルの気配りと出来栄えでその金額ならば感服しますが、正直同じ金額でもそれ以上でもウチ以上の仕事をやっている業者さんがいるとは思っていません。


もちろん僕一人が優れているとかって話ではありません。


人が一生のうちに身につけられる技術なんて限りがあります。


人が一日でやれることもタカが知れています。


だから必要なところはプロフェッショナルの方々にお力をお借りしているのです。


僕は僕の担当範囲で誰よりも良い結果を出すだけ。


離れているし会ったこともない方も少なくありませんが、そんなプロたちと一つのチームのように各自の仕事を高い次元でこなしていくのです。


カタログがないような職人の技術による仕事は、業者によって出来栄えとそれに至るまでのプロセスがかなり違います。


ただ、それはお客さんには見えないし気づかないんだよね。


だからこそ低価格表示だけのインパクトは困っていたのです。


まぁ、なくなって助かりました。


撤去した理由は色々あるかと思います。


単に契約期間が終了したとか、業者さんが廃業したとか、引っ越したとかってことも考えられます。


けれど僕が勝手に思うには、看板があった施設が、うちと同じかそれ以上の金額でずっとやってきた同業他社さんたちが取引されている施設であるからじゃないかと。


例えばその施設で10万円で販売しているものを、施設と関係のない業者さんが5万円、(ただしこの施設ではありませんが)なんて看板を出したとしたらこれはとても都合が悪い。


実際に存在しない業者や受けられないほどの低価格だったとしても、同業他社さんたちの印象を悪くするには十分な効果です。


これらは全部架空の話ですが。


で、都合が悪いので看板のスペースを提供している取引先(うちはなんの関連もありません)に同業者さん達が申し入れをしたのではないかと。


全部僕の想像の話ですが。


ただ事実はそういう看板が存在していたこと、最近見当たらなくなったこと、この二つです。


うちとしては商売がやりにくくなっていましたので、この結果は有難いのです。


日本は村八分とかって話がよくありますが、今回のはそうではなく、明らかに同業者の仕事を獲りに来ているので、もっとあからさまな対抗手段を講じてもいいと思います。


今回の件はうちは全く関わらずに、誰かが、何かの力が解決してくれたのだと思います。


価格の面だけではなく他のアイディアや工夫で積極的に攻め込んでいくのは嫌いではありません。


それこそ、何の努力もせずあぐらをかいていればいつかは足元すくわれますよ。


さっきふと思いました。


ゴルフのグリーン上ってみんなパターで転がすじゃないですか。


あれ転がさず宙を舞わせて直接カップインしちゃダメなんでしょうか。


そればかり練習してそれ専用のクラブを開発して使用も認められるなら、ラインに左右されずプレーできるじゃないですか。


転がすより難しいっていう結論に至ると思うけど、直接カップインさせるのが得意なプレイヤーが出てきたら面白いと思いませんか。


時々そういう既成概念をぶち壊す風雲児が現れた方が活性化していい影響となるんだよ。


色々な商品・サービスが出尽くしたような世の中では、全くの新規商品ってなかなか出てきません。


使い方や、過ごす手を加えただけで抜群の商品となる場合があります。


指に巻くための消毒パッドが真ん中ではなく片側によっている救急絆創のアイディアには驚きました。


小学生の女の子のアイディアだそうで、柔らかい頭なんだなと感心しました。