昨日セレナで出かける前に、エラーチェックをしました。
予想と違ってエラーは出てませんでした。
いや、その方がありがたいとも言えるけれど、その反面これまでの不具合の原因がわからないという事になってしまいますから。
で、過去のエラー記録を読み出します。
エンジン回転に関するエラー。
ネットで調べたらプラグの劣化やスロットルの汚れからこのエラーが出ることがあるとのこと。
おそらく走行中急にエンストしたことからこのエラーが記録されたのではないかと思います。
そしてもう一つのエラー。
フルードプレッシャーロー。
で、もう一度別の方法でチェックをしました。
同じ画面は別のところから進んでいくと英語で見れます。
こっちの方がわかりやすいですね。
で、前から気になっていましたがプラグを交換することにしました。
C26セレナのプラグは、エアクリーナーのダクトは当然としてスロットル、インマニまで外してやっとアクセスできるという整備性がひどく悪い車です。
で、気にしていたけれど手を付けてなかった。
そしてもう一つ、ECOモードについて。
ECOモードはCVTとエンジン制御によってアクセルを踏み込んでも急加速せずゆっくりと走りだす機能だと日産は説明しています。
それ以上の詳しい説明はありません。
耐寒的に言うとこのモードの場合、普通のトルコン式ATで言うところの2速発進のような高いギアでゆっくり走りだす感じで、さらにアクセルペダルの踏み込みに対しての感度が鈍く、踏み込み量に応じたスロットルの開け方も少なくなり、さらに踏み込むスピードが速くても関係ないような感じです。
これでだいたい合っているかと思うのですが、エンジン制御のってところについては不明点が多く、しかしながら省エネモードという事を考えれば、極力ガソリンを使用しないようにプログラムされているのではないかと考えます。
まぁ、リアルタイムで見れるOBD接続のエラーコードスキャナーで試せばだいたいのこともわかってきますが、想像では、ガソリンと空気の混合率を、理想のど真ん中よりもガソリンが少ないぎりぎりの空燃比にしているのではないかと思うのです。
実際スタート時や低速走行時、停止直前でエンジンがゴロゴロ・ガクガクする時があり、つまりこれがノッキングもしくは軽いノッキングの始まりという状態だと思います。
で、このセレナは僕の乗る前の13年間はずっとECOモードのまま走行していたようです。
ガソリンとそれに見合った空気(酸素)の混合率よりも少しガソリンが足りない状況、つまり理想的に燃えるど真ん中よりもほんの少しだけずれている。
それで燃えカスが発生する。
その燃えカスがECOモードを使っているとどんどんたまっていくのではないか。
そう思います。
あくまでもすべて想像ですよ。
それにプラグの先端が汚れたり溶けたりして機能が極端に落ちているのなら、エラースキャナーで何か出るはずですし、そこまでは行っていないか或いはスキャナーで拾えない部分の汚れや故障という事になります。
三菱OEMの日産クリッパートラックでは、まだ5万キロ程度だった時か3つのうちの一つの燃焼室に異常とスキャナーで出て、確認したところプラグが1本だけ真っ黒になっていたことがありました。
マツダのディーゼル車では10万キロぐらいでエンジン内にそのすすが溜まって極端に調子を崩すという事があると知られていますが、燃費やクリーンな排気の方に力を入れている為、どこかにそのひずみが来てしまっているのだと思います。
マツダは日本の自動車メーカーでは一番乗用車向けのディーゼルエンジンに力を入れていたメーカーです。
ドイツなどヨーロッパでのでの販売に力を入れていたため、乗用車でもディーゼルが多いという需要に合わせてのものだと思いますが、長いことやっていたマツダが、10万キロ程度で煤すすが溜まって不調になるなんて話、以前は無かったと思います。
NOX・PM法施行以降、海外にあわせてアドブルー(尿素)を使用する仕様になったり、内外の情勢に合わせて無理が出てしまってているのではないか。
結局それがユーザーに対して、修理代や買い替えコストとしてかかってくる。
本来いすゞのディーゼル技術などでは尿素など使わずにクリーンなエンジンができると聞いたことがあります。
けれど海外メーカーははそこまで技術が無いから(開発費をかけたくないし、技術も得られるかどうかも不明)ならば特許技術を使用するとかっててもあるでしょうが登録を認められるのか、登録しても欧米が使用するのかってことになり、ならばそれを補完するものとして尿素を用いて、その使用にしなければ日本メーカーの車の輸入を認めないとか馬鹿高い関税をかけるとか、そんなことも考えられるため仕方なくそういう仕様になっているのではないかと想像しています。(あくまで想像です)
日産は走行すると待機を浄化するラジエター搭載の車というものを発売したことがあるのですが、マスコミはなぜかそれほど話題いにしませんでした。
その結構後にどこかの海外メーカーが同じような技術を搭載した車を発売したということは多少話題となりました。
省エネ、環境破壊問題は人が生きていく上最重要問題ですが、果たして今やっていることは正解なのだろうかと。
欧米の自動車メーカーは、ちょっと前に声高らかにガソリンエンジンはもう古い、資源と環境を大事にするため我々は自分たちは近い将来ガソリンエンジンを全廃すると宣言したのはホント記憶に新しいのに、もう撤回していますよね。
まぁ、アイディアに技術が追い付かないとか、様々に実情と問題を考えそういうことになったのでしょうが。
普通のエンジンと、排ガスがそれよりも10倍クリーン、つまり排出する有害成分が1/10の車があったとします。
その使用状況ですが、
普通の車は年間走行距離が100キロです。めったに乗らないしそれも近場だけ。
対して排ガスが10倍クリーンだというその車を年間走行距離100キロとしたなら確かに10倍クリーンで大気汚染も1/10でしょう。
しかしながら1000キロ走ったならば普通の車と有害物質の排出量は同等、もしも10000キロ走行したならば10倍有害成分を排出することになります。
総量規制や総量での考え方は言われていることだし行われていることでもありますが、対応しきれるわけがありません。
対応しきれないのは海外メーカーのエンジン開発も同様で、VWが新型車の販売の為、データ改ざんが行われていたことはニュースになりました。
そういうことは結局ユーザーや環境に対して迷惑・被害を発生することになる訳です。
何をどうしたらいいのかわかりませんが、極論は車に乗らないことが一番です。
メーカーも思い切って『車を買わない、乗らない』というキャンペーンに打って出たら見直されて売れるかもしれませんよ。
『車は本当に必要な方だけお買い求めください」
『私たちの車は検査で不正もしておりませんし、最もクリーンなガソリン・ディーゼルエンジン搭載車ですが、走行すれば少なからず有害物質を排出しますから』
って。
そういうメーカーがあったら僕は潔いと思うな。