昨夜のこと。
先日下見に行った現場の写真をまとめていたところ間違いに気づきました。
なんと、
下見したのは全く別の方のところ
でした。
やってしまいました。
先日、
『業者の確認不足で、自宅を解体されてしまった』
という芸人さんの話をテレビで見ましたが、いやいやアブナイアブナイ。
実はその施設には同じ苗字の方が3軒存在しており、
「この現場です」
とご紹介者様から写真を送っていただいたのですが、
その写真が同じ苗字の別の方のところだったのです。
それでも、名義人様の情報まで教えていただいたのですから、現場で照らし合わせて確認できるものはたくさんあったのですが、僕がそれを怠ったために会社に戻ってくるまで間違いに気づきませんでした。
ご紹介者様のミスではなく僕の確認不足です。
で、もう少しだけ言いますと、ご紹介者様が勘違いされた理由というのがなんとなくわかりまして、それはその現場工事をやった業者が間違っていたというかいいかげんだったから。
普通、表札とか名札とか名前を表すものって、正しく表記しますよね。
それが旧字なのにその業者が施工時に現代の漢字に勝手に直してしまっていたためにわかりにくくなっていたのでした。
同じ苗字が3軒ありますが一つだけ旧字で表記されていて、そうなるとそこだと思っても当然なのですが、実はそこじゃないところが正解だったのです。
でもそれが2軒あって混同してしまった。
同様のケースは別の現場でもあって、最近別のところからご紹介をいただいた別のお客様でも、現場で見た表札の通りに見積りをつくり郵便のあて名を書いて送ったところ、
「実は字が違うんだけれど・・・」
と言われてしまいました。
それは、
「施工時に業者が確認もせずに勝手にやって間違えやがった」
と言われました。
しかもその業者、
今や音信不通
だって。
だからうちにいらしてくれた。
まあ、そんな業者だからな。
そこに頼んだいきさつっていうのも、すごい驚いてね。
付きまといから家に押しかけてきてって、聞けば聞くほど考えられないことをしたそうです。
こういう輩がこの業界の評判を下げるのです。
もういないだろうけれど。
僕はお名前の表記など施工前にしつこいくらいに確認をしてその分手間もかかるため値段は多少なりとも高くなるという話をしたと思います。
しかし業界で半数の業者が確認作業を省いているそうで、
『安いかろう悪かろう』
だけにとどまらず、
業界全体がそんなバカばっかり。
馬鹿は語弊がありますが、45年前から祖父母がやっていたうちの支店でもそれを確認していなかったようで、現在間違いが発覚するごとに僕が自腹で直しています。
孫に迷惑かけんなよ。
そんなこんなで、業界全体が低レベルだと思われている節があります。
だからこそちゃんとやっている業者はトップを取るチャンスがあったのですが、うちの両親が邪魔をしてそれは叶いませんでした。
3Kという言葉を昔よく聞きました。
キツイ、キタナイ、キケンの頭文字を取って3Kです。
「そういう仕事に従事するのは、学も技術もない人で、そこでしか働く場所がないからだ」
と、そんな風に僕らは思われていました。
今もそうだと思います。
僕は色が黒く顔つきもエスニックな感じの為、若い時は出稼ぎ外国人だと思われて、いまだに嫌な思いをすることがあります。
顔つきや身体的なことは仕方ないけれど、自らの行いで自分を落とすようなことをして何の得になるのでしょうか。
手順を省くって偉そうに言うけれど、それってただの手抜きです。
で、今日は改めてまた現場に下見と調査に行ったのでした。
実は同じ施設内で他にも二つの仕事をご紹介いただいたので、一度で済ませられたのですが、今回はこのために行くしかありません。
写真まで送ってくれて甘えていた自分のせいですね。
お客様への結果のご報告が遅れないように今日はまだまだ仕事を続けます。