以前うちにはとても仕事ができる女性が働いてくれていました。

なぜか偽名で働いていた人です。

 

アルバイトで働きに来てくれていたのですが、来て早々母が狂ったように当時一緒に働いていた母の弟たち(叔父たち)を怒鳴りつける姿を目撃して、怖くなってしまい、当初店番やその他の店の仕事ということだったけれど、なるべく顔を合わさなくて済む自宅の掃除や洗濯などをして過ごすようになったとご自分で告白されました。

 

で、何度も話していますが、暴君と言うか独裁者に近い母の攻撃対象は、自分の弟(僕から見た叔父)達と、息子である僕でした。

 

母は死ぬまで僕に毎日ひどい意地悪をし続けましたが、時には重大な他人をも巻き込む問題を引き起こしました。

 

一度行っただけのレンタカー会社の受付嬢に、息子が好きで結婚したがっていると嘘を言いに行ってしまい、当時勤めていたディーラーの関連会社であったため、上司や先輩から白い目で見られることになりました。

 

実はそのレンタカー会社は、僕がディーラに勤める前からうちの会社はたびたび利用していたので母は知っていたのでした。

 

ある時は、オマエ会社に行って昨年の供与証明書を出してもらって来いと突然言われました。

 

どうしてそんなことをしなければならないのかと訊くと、

 

「オマエのマンション申し込んできたから、手続きにそれが必要だ」

 

と当たり前のように答えました。

 

「良いマンションがあって気に入ったから、決めてきた」

 

いくら?

 

「4400万円」

 

誰が払うの?

 

「オマエ」

 

いや、ふざけんなよ!

 

「全額出して買ってやる」と言われたとしても自分の住むところは自分で決めたい。

 

それを勝手に申し込んできて「お前が払え」って、めちゃくちゃだろう!

 

で、それをそばで聞いていたアルバイトの女性が、初めて母に意見をしてくれました。

 

さすがにひどいと思ったのでしょう。

 

「奥さん、それはあんまりですよ」

 

「息子さんは手取り14万円で働いているのに、4400万円のマンションを頭金も無しに買えと言われてもできるわけないでしょうが」

 

ちなみにすぐに見に行ったその場所は、幹線道路沿いの1階の角部屋で、隣が駐車場の入り口の吹き抜けになっている作りでした。

 

うるさいし防犯にも不利なつくりです。

 

何をもっていい部屋だというのか、たぶん良くない部屋だからくそ息子に住まわせてやれと思ったのでしょう。

 

このクズ母は、人を使って僕を殺そうとすることも考えてテレビ局に勤める友人に、『もしも自分が不自然な形で死んだらこれを公表してくれ』と資料に手紙をつけて渡す準備もしたほどです。

 

強盗にでも入られて殺されれば尚良い。

 

そんな風に考えたのかもしれません。

 

で、初めて母に対してはっきりと物申したアルバイト女性でしたが、そのあとすぐに辞めさせられてしまいました。

 

もしかするとご自分も辞めるつもりで口を出してくれたのかもしれません。