長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近で、スキーツアーのお客さんたちを乗せた大型貸切バスが事故を起こして乗員・乗客41人のうち15人が死亡し他の乗員全員も負傷する痛ましい事故から今日で8年が経ちました。

 

死亡した乗客は皆大学生。

未来のある若い命が突然奪われてしまったことに大きな悲しみを感じました。

 

昨日も大学入試の試験が行われていたように、事故のあった2016年1月15日も大学入試の為に大学が休みとなっており、それを利用してスキーツアーに出かけた矢先での事故でした。

 

 

ツアーバスによる大きな事故はそれ以前の2012年4月29日にも発生しています。

 

関越自動車道高速バス居眠り運転事故は、JR金沢駅から東京ディズニーランドへ向かう乗客45人と運転手の一人を乗せた高速ツアーバスが群馬県藤岡市岡之郷の関越自動車道上り線藤岡ジャンクション付近で防音壁に突き刺さるように衝突し、7人が死亡し他の乗客も、重体や重傷を負うなど、客46人全員が死傷する大事故でした。

 

この事故のニュースを仕事先の店舗のテレビで見ていたのですが、その店で働いている方のご親族が乗っていたという事で、声をかけることもはばかられるような状態だったことを今でも覚えています。

 

さらに何の因果か事故を起こしたバス会社がその方のお住いの近くであることが判明し、その方にはそれから一切その事故のことを口にするのはタブーとなりました。

 

いくつか前のブログに書いたことにもつながりますが、おかしいと思うことがあります。

 

そのバスの運転手は日本国籍を持っていたものの日本語が不自由で、事故の取り調べも通訳を介してしかできなかったそうですが、それでどうして大型二種免許を取得できるのでしょうか。

 

通訳が必要な状態なのですから、軽傷であったとしても事故後に言葉での誘導や指示などもできたとは思えません。

 

この事故を機に高速ツアーバスは廃止されたのですが、僕は運転免許制度に問題があると思います。

 

何度も書いていますが、免許更新に車いすで付き添いを必要とする方が来て、更新後に松葉づえで歩いていたのですが駐車場のど真ん中の通路上で転んだまま自力で立ち上がれず、そもそもこの状態でどうして更新ができるのかと強く疑問に思いました。

 

その歩けない状態は骨折とか一時的な怪我ではないことが誰が見てもわかりましたから。

 

この国は数々の免許と許可に問題があると僕は考えます。

 

なお、この事故後に大型バスのメーカーも車体のつくりの見直しを行い、より安全なものへと変わっています。