先日起こった大型バスの事故。

 

長い坂道でフットブレーキを酷使したためブレーキが過熱して効かなくなったことが事故の原因だという話でした。

 

さらに新しい情報として、

 

バスのギアがニュートラルだった

 

らしいです。

 

それは事故を起こした後もしくは直前でそうなったのか、それとも事故を起こすかなり前からそうだったのかはわかりません。

 

でも気になったこと、そして思い出したことがあります。

 

もしもニュートラルでの走行が事故を起こすはるか前からであり、下り坂をずっとその状態で走っていたとしたら・・・

 

あえてニュートラルで走っていたとしたらその理由は?

 

おそらく燃費を稼ぐためでしょうね。

 

そうだと仮定して、それが会社の指示なのかドライバー個人でそうしていたのかわかりませんが、坂道でエンジンブレーキを併用せずフットブレーキばかり使用していたらそりゃ過熱して効かなくなることは想像できます。

 

燃費を稼ぐということについて、あるF1レ-サーS氏が24時間耐久レースのル・マンにドライバーとして参戦した際、チームオーダーとして、

 

ヒール&トゥをするな

 

と言われ驚いたそうです。

 

ヒール&トゥとはギアポジションを下げる際、エンジンの回転を合わせる(上げる)為に右足でブレーキを踏みながら空ぶかしする操作のことです。

 

かかととつま先でそれぞれアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏むことからそういう名前になっているのだと思います。

 

で、勝つためにスムーズな走行やその他のことよりも燃費を稼ぐことを重視してのそういう指示でした。

 

今回のバス会社さんや、運転手さん、あるいは業界や大型ドライバーさんたちがどうしているのかという一般的なことはわかりません。

 

わからないけれど、どんな車でもフットブレーキをパカパカ踏んでいれば効かなくなることは初心者でも(ある意味教習所を卒業したばかりの初心者の方が)わかっていることです。

 

わかっていることなのにそれでもニュートラルで走行したとしたならば、そうする理由があったということでしょう。

 

それが燃費のためだったのではないかと思うのです。

 

そうだとしたら、それがバス会社の指示なのかそれとも運転手個人の問題なのかということです。

 

すべて想像の話ですけどね。

 

事故原因の考察としての仮定であり、決してバス会社さんや運転手さんを責めているわけじゃないことご理解ください。