国道でフェラーリ炎上 1990年代製か さいたま市 | 素人整備のガレージ日記

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国道でフェラーリ炎上 1990年代製か さいたま市

 

FNNプライムオンライン 2022/09/11 12:24

 

© FNNプライムオンライン


さいたま市の国道で11日朝、高級外車が激しく燃えた。

車体の運転席側が焼け焦げた車。

11日午前9時前、さいたま市西区宮前町の国道で、1990年代製とみられるフェラーリが炎上した。

火は、およそ1時間後に消し止められ、運転手にけがはなかったということで、消防が出火原因を調べている。

 

 

 

これはとてもお気の毒です。

 

搭乗者さんにお怪我はなかったのでしょうか。

 

すぐ後ろに『鉄くず買い取り業者』さんの看板が写っていることも泣かせます。

 

こちらはフェラーリのF355ですかね。

 

フェラーリや高級スポーツカーばかりニュースになりますが、古い車って実は結構な台数、車両火災が起きています。

先日も埼玉で旧車(古い国産車)が燃えているニュースを見ましたが、燃料系統の配管でゴムが使われている部分(フューエルホース、ダンパー等)は経年変化で硬化して亀裂が入っていたり穴が開いたりってことは当たり前におきます。

 

実はこの部分ってメーカーでは使用年数を指定しています。

 

僕のFD3S(マツダ アンフィニ RX-7 1型)はディーラーでオイル漏れを修理した際にフューエルホース、フューエルラインは全とっかえを提案されましたのでそれに従いました。

 

確か10万前後かかったと記憶しています。

 

フューエルラインの総とっかえって、たぶん古い車を好きで手に入れた方でもあまり知らないことじゃないかと思います。

もちろん新車から乗り続けて年数が経った車もそうです。

 

僕が所有している一番古い車は、初代日産レパードで昭和57年式です。

 

新車から所有し続けている中で一番古いのはA32型日産セフィーロIMPUL432S仕様で平成7年式です。

 

どちらも現在ナンバーを切って(一時抹消して)置き場で保管中ですが、また乗り出す際には当然フューエルラインは見直さないと危険ですよね。

 

実際Z32型日産フェアレディZ 300ZXであわや車両火災寸前ということがありました。

 

エアコンのコンプレッサーの軸が傾いて接触しプーリーがキリキリと火花を散らしている後ろで、ガソリンがポタポタと漏れていたのです。

 

一昔前にもガイアックスなどの高濃度アルコール系燃料がガソリンよりも安いということであっという間に広まりましたが、アルコール系はフューエルラインを急速に腐食・劣化させやはり燃料漏れによる車両火災が多発しました。

 

現在自動車向けの高濃度アルコール系燃料は日本では販売していないと思いますが、ブラジルやアメリカの一部ではガソール/ガソホールというガソリンとアルコールを混ぜたものが燃料として使用されています。

 

またF1によく似たフォーミュラーカーのインディーカーは、以前からアルコール系燃料が使用されており時期により100パーセントだったりガソリンとのブレンドだったりしています。

 

それらはアルコール系燃料を使用することを前提で設計されていますから問題は起きませんがそうでない場合は間違いなく腐食の問題は発生するでしょうね。