忙しいのと乗る本人が死んでしまったため、ほったらかしになっているキューブキュービック。
いつだったかリモコンキーが効かなくなったことがあってバラしてみると基盤が水濡れしていてさびついていました。
そこで、シリコンゴムのカバーを買って被せておいたのです。
裏側。
でも、さっきふと思い出しました。
あれはずいぶん前の何かの車の納車の日。
もしかしたらキューブだった気もします。
ディーラーのセールスマン氏が母と書類のやり取りをしていました。
その方は僕がディーラーに勤めている時の先輩だった人です。
ちなみに、この会社に来てから車のことはもちろん会社のことは一切口出しできなかったため、(借金の反対をしたのに無理やり借りて結局押し付けられましたが)その商談もすべて母がやっていました。
(今思えば母は他人に経理を見せないようにして借金や負債を増やしていたのです)
で、先輩と母が席に着いたのを見計らってお茶をトレイにのせて運んで行ったのです。
僕がトレイをもって先輩の脇に近づいた瞬間、
「こーんなに大きな!」
と、突然母が大きな声を出したかと終うとと、それと同時に力いっぱい手を広げて、お茶のトレイにぶつかり先輩の前に熱いお茶をぶちまけました。
「ああっ!」(先輩と僕)
幸い先輩に直撃はしなかったものの、テーブルの前にお茶がこぼれました。
その際説明のために出していたリモコンがずぶぬれになったのです。
思い返してみると、その直前、
「リモコンは水にぬらさないでくださいね」
と先輩は言ってました。
母は僕がやってきたことを横目で見て近づいた瞬間にわざと手を広げて先輩やリモコンに熱いお茶をかけようとしたのだと思います。
ホントクズ女です。
先輩は熱いお茶がかかって濡れているリモコンをすぐに拾い上げてご自分のハンカチで拭いていました。
こういうクズが世の中にはいます。
さすがに僕もセールスマン時代にこんなひどいことはされたことはありません。
で、キューブのリモコンの基盤が錆びたのは雨に当たったからでも汗の湿気でもなく、母がわざとお茶をかけたからだったと今更ながらに思い出したのでした。