残債額がある車の売買 | 我楽多車庫(ガレージガラクタ)

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。

車を処分したいという話を聞きました。

ちょっと変わった車で興味を引いたのですが、残念ながら査定額よりもローンの残債がはるかに多いそうで。

ならばそのまま乗っているのが良いのですが、残念なことに乗っていた方が他界してしまったそうです。

割賦購入の車はディーラーやクレジット会社の所有権付き、つまり所有者がそのどちらかの会社になっており、残債を全て払わないことには売買ができません。

所有権解除をするためには残債を払い切らなければなりません。

ちなみに。

前に勤めていたディーラーでは、こういう場合はまず残債を確認し、その金額をお客さんに伝えます。

査定額が残債額より上の場合は、相殺することができるわけですが、その際一括で返済すると毎月の金利分が無くなるので実際にクレジット会社に支払う金額はお客さんに伝えた金額よりも低くなります。

けれどそれはお客様には伝えません。

一括返済するお金を立て替えたのは買取したディーラーなのですから、その分だけディーラーの利益となるのです。

これ、僕の勤めていたディーラーに限ってのことかもしれませんし、いや、みんなやっているよということであるかもしれません。

自分で一括返済してからの方がお得だということです。