生きのびました | 我楽多車庫(ガレージガラクタ)

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。

 
 

本日、無事誕生日を迎えることができました。

 
僕は高校生の頃から不整脈が出ていて、歳を重ねるごとに症状もより酷くなってきました。
 
さらには10歳の時から10年毎に一定時間目が全く見えなくなるという不思議でそして恐ろしいことが起きていました。
 
見えない時間が10年毎に長くなるのが怖さを増しました。
 
ひどい不整脈を覚えた高校生の頃、自分は今くらいの歳で寿命が尽きるのだろうと思っていました。
 
実は父の家系の男性は例外なく心臓が悪く、父の兄、つまり僕のおじも今の僕ぐらいの歳で他界しているのです。
 
そう思って生きてきましたが、自分がこの歳で死ぬと思った歳が昨日で終わりました。
 
しかしながらその漠然とした予言は、危うく当たりそうでしたが。
 
今年始め、確信とも言えるほどの嫌な予感がしてすぐに検査を受け、ガンが見つかったのです。
 
幸いにもまだ早期だったため、手術で取ることができましたが、放置していたら確実に命を奪うものでした。
 
心臓病ではなくまさかのガンでしたが、何とか生きながらえてまたひとつ歳をとることができました。
 
ところで、これまでの自分はとてもせっかちでした。
 
終わりが決まっているからそれまでにできることを詰め込んで来たような生き方でした。
 
生き急ぐと言うのでしょうか。
 
だから無駄にだらだらしている時間があれば自分はもちろん他人にさえ腹が立ちました。
 
いつか死ぬことがわかっているのに、どうしてそんなにのんびりできるのかと。
 
でもこれからは、何事も急ぐことなく慌てることなく確実にそして楽しんでいこうと思っています。