久しぶりのブログですが今回はお知らせとなります。
インボイス制度に伴い10月から消費税を頂く事になります。
当店はほぼ業者様のお仕事ですので課税事業者になるという選択に至りました。
一部のポッケナイナイをしてきた業者によっての連帯責任です
制度の詳細は説明しませんが個人事業主=悪みたいな風潮になっていたのでこちらを少し解説します。
SNS等により個人事業主は消費税を払っていない、もしくは着服していたという誤解の声が多くなってしまいました
まず消費税は仕入れ等購入した物全て払っています、もちろん売上げに対しての所得税と住民税も払います。
ただし売上高が1,000万円に満たない事業者はお客様から消費税はもらっていません。
これが免税事業者です。(9月現在の私)
一般の方々とほぼ同じです。
次に売上高が1,000万円以上の事業者はお客様から消費税を頂き、それを国に支払う事になります。
これが課税事業者です。(ここまでの売上げになると税制面で法人化の方が有利になりやすいので個人事業主は少数だと思います。)
このどちらの業者かお客様には分からない隙をついて免税事業者なのにお客様から消費税を頂き、国に支払いはしないという業者が現れたのです
これが一部のポッケナイナイ業者、悪の正体です
自分の売り上げが10%増えるんだからこんなおいしい事はありません。
ノーリスクの金融商品みたいなものですからね。
課税事業者になると確定申告がとても大変になるので今回の制度は私も嫌ですが、ごねてる人はこっちが多い気がします。
もう一つ、消費税も払ってないような小さい店なんか潰れてしまえとの心無い声もあります
夢のない話ですが個人事業主の1,000万円以上はもちろん業種や地域にもよりますが田舎だと結構大変です
私の事業の場合ですと休み無しか夜遅くまで働いたらそれ位になります
ですが毎日そんな事をしていたらクオリティが落ちます。
ですので新規業者様と一般のお客様の依頼はほとんどお断りして仕事量はセーブしています。
これはホイールリペアもやっていた時代に仕事量が多くなりすぎパンクしてしまい事業を縮小した経験からです
だったらバイトや従業員を雇えばいいじゃないかと言われると思います。
だけど他人を使う時点でクオリティは落ちます。
同じクオリティで提供するようにマニュアル化しろとかも言う人いますがマニュアル化くらい既に一人でもやってます。
この車にはどのポリッシャーでどのバフとコンパウンドを使って磨くとか車種や色ごと記録してます。
それでも同じ車種が来てもダメージの負い方、過去のコーティング履歴等で変わってくるので調整します。
数値に現れない部分なのでそこに経験の差が生じます。
マニュアル化されたキーパー等大手チェーン店でそもそも磨きもまともにやらないのに細分化されてると思いますか?
全車種共通のやり方しかないと思います。
誰でも出来るレベルまで落として共通化して同じクオリティで提供する(低い次元で)それが大手企業のマニュアル化です。
お金儲けを第一に考えるならそういったコンビニ弁当みたいな物を目指すのが一番ですがそういう志で事業を始めた訳ではありません。
多分街の小さな商店もいい物を提供したいという方々が多いと思います。
少し熱くなってしまいましたがコンビニ弁当と揶揄したキーパーでも電子レンジではなくフライパンで温め直して(ちゃんと磨いてコーティング)提供するような同期の業者もいます。
その業者も個人事業主ですが。
つまり大手と中小企業の住み分けがあるのに中小排除やもっと稼げ的な意見は少し乱暴かなと思います。
何処かの大手中古車販売業者みたいにコーティング塗ったふりや磨いたふりしてお金を頂けばそりゃ儲かりますよ。
大手のコーティング剤を使わないのも理由もあります。
高いコーティング剤はCM、雑誌、SNS等の広告宣伝費がプラスされてるだけですからね。
ディーラーの場合は高ければ高い程、値引き交渉に使えますので。
2層だろうが3層だろうが価格に見合ったクオリティではないです。
もちろん有名な溶剤の方が集客出来ますが私は本当にいいと思える物しか提供しません。
制度によって消費税は頂く事となりますがこれからもこういった拘りは変えずにいきたいと思います