橋の下に咲くミスミソウ | GAQ BLOG

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久々に短いスパンで更新。ツイッターやインスタもええけどおれはブログが1番書きやすい。フェイスブックは単純に嫌い。ダサいから。ここは流れずに残るから慎重になるけれどね。もちろんおれが残すのはライブと作品ってのが大前提だけど。それ以外を記録として。

今月の頭の話を少し。


映画ミスミソウを観に行った。ジムに行くか迷ったけど前日にスパーリングでシコタマ右脚を蹴られて歩くのも少ししんどかったし丁度仕事も早く終わったから横川シネマへ。以前原作を読んでたんだけどうる覚えだったから初めて観る映画と同じ。結論から言うと今のところ今年1番。予告とか観てもらうとわかるんだけど、苛め、復讐、狂気、スプラッターシーンとかじゃあ括れないしホントそれだけじゃない。勿論核になってるのはその部分ではあるんだけどそれで統括してしまうのは浅はかだ。キャスティングも演技もカメラワークも音楽もロケーションも全て良かった。原作が映画の後からコミカライズされたのかと思う位シンクロしてたし、原作無視のアイドル起用のクソ映画にありがちな原作とはまた違った云々カンヌンじゃなくとても自然に尚且つ意味を持つ原作と違う部分もありで、ホントすげー良い映画でした。
これは是非観て個人個人が感じて欲しいな。個人が感じた事ってお金やモノに変えれない財産になるんだよ。吉松監督が言っていた映画で人生が豊かになるとはこの事なのかもね。
余談だけど密かにこの日は監督とプロデューサーの舞台挨拶あってちょろっと得しました。
とにかく観て欲しいね。わりと突飛な話かもしれないけどリアルに魅せる手法はおれの好物。とりあえず観て色々と考え、感じて欲しい映画。







そしてミスミソウの余韻を思いっきり引きずりながら行ってきました。橋の下世界音楽祭。ブルーハーブのボスにガイさんやクアトロの有馬さんが超絶賛してて前から気になってし今回タイミングもあったから初参加。結論から言うと最高を超える言葉があればそれを使いたい。それくらい度肝抜かれた。
まず初めに言っとくけど写真や動画じゃなかなか伝わらないだよね。去年のオクタンクオリティの暗黒フェスもそうだったんだけど体感に優るモン無し。でも敢えてここに写真と言葉で記しておきます。
雰囲気は今まで行ったフェスとはどれとも一線を期すもので敢えて近い雰囲気はフェスタデラマかな?それにさらに加えて江戸の祭りの雰囲気やジャパコアのルードな雰囲気、その他サブカルチャーや様々なアート、ものづくりのワークショップやお祭とかホント諸々をミックスして年齢も子供からお年寄りまで参加してて。奇跡としか言えない夢幻の様な空間。もちろんこの祭りの根底には人間の力ってヤツが、会場にあった竹のオブジェの如く強靭に支え合っていた。命の洗濯とはよく言ったものでここにはここにしか無いモンがあった。世界中見渡しても代用できない空間だ。また来年、それまで命ボロボロにしとくんでまた洗濯しに行きます。




この橋の下に異世界が
メインステージ
ワークショップや出店もめちゃくちゃ沢山。
快晴で最高


子供が遊べるオブジェとかセンス最高
百鬼夜行な絵。最高
ゴトウイズミプロデュースのステージではネバーアゲインのにっしん君とシュウちゃんがライブ。
竹が景色に超マッチング
和テイストなグラフティも

投げ銭とは。何でもタダだと勘違いしたヤツが増えたこの時代に読んで欲しい。
大先輩もステージにこれが他のフェスと決定的に違い最高だって言われる所以かもね








この日の夕陽は本当特別だった。







翌日。おれは橋の下からとある用事で名古屋市内へ向かったんだ。
止まった時間も人に会うことによってまた動き出すんだ。誰もが悲しい別れを経験してる。もちろんおれもあんたも。悲しみから逃れるにはどうすれば良いのだろう。受け入れるにはどうすれば良いのだろう。時間は、時間だけは平等だ。人は忘れられたら本当に死んでしまう。誰かが想い続けて忘れない限り生き続けるのだろうな。それが痛みや悲しみを伴おうとも。
懐中時計は止まって何年か経っても握りしめてやれば人の温もりが固まった油を溶かしてまた時間を刻み出すって話を聞いた。あの皺だらけでも力強い手は温もりでまた時間を刻み出した。
悲しみを埋めることそれこそが生きるという事なのかもしれない。いつか笑って別れる為に。おれとこの街の物語は始まったばかりだ。おれは忘れない出会ったことのない人にまた逢おうと思わせた奇妙な出会いを。














さて現場復帰するぜ。
新曲、Tシャツ、キャップ、ステッカー、この日だけのMCと想いを持って行きます。


次のおれらのライブは岩国。
告知PV見て下さいませ。
ハードコア、メタル、ラウド系好きなヤツは必見。
新曲演るぜ。ブッ跳べ。



呼んでくれたDISTRUSTありがとう!初めて観てから年齢が倍になっちまった。音楽人口の決して多い街とは言えない山口でしかもラウド系ってまた更に人口の少ないシーンをメンバーの脱退やら何やらと闘いながらずっと続けてる尊敬すべきバンド。サウンドはマジでリキラリアットの衝撃。表面だけの薄っぺらいメタルコアとは一線を引く熟練のサウンド。共同主宰は岩国のめがほんず。10年やっても若手と言われるこの世界。若さと経験を兼ね備えた今が1番良い時なのかもね。楽しみだ。DJはKATONG=YOU、音楽は勿論映画や本、様々なカルチャーに精通してる彼のセンスはすげぇ。久々の再会も楽しみにしてます。んでこの前のローゼンのレコ発@ クアトロでスラッシュメタルの真髄を魅せたvulgarに岩国ヤングライオン、タッキー率いるgo to factory、2015年の横川シネマ以来の共演のTAKEVEZ、彼らはライブ自体久々なのか。まぁ続けてれば色々ある。良い時もあるし思うようにいかない時もある。その時どうするかだ。驕るか拗ねるか腐るか諦めるか。それは全て間違いだ。誰に何と言われようとおれ的にナシ。久々も初めましても全て含め楽しみにしてるぜ。


7/22(日)

Stone Cold Crazy vol.1

 

Open/Start 17:00/17:30

1500円(+1drオーダー)


【ACT】

distrust

めがほんず

TAKEVEZ

VULGAR

SURF VORTEX

Go To Factory

EASTERN SUN (MOTLEY CLUE Tribute)

VOLKIN


【DJ】

KATONG=YOU


さぁ現場で会おう


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