しばらくモトラ工事で依頼ごとを先送りしていましたが、毎日顔を合わせる職場の同僚から頼まれての作業です




いつまで経っても仕上がらないCB125T

アイドリングで左側のマフラーから白煙が出てるとのことです

普段、整備性の良いカブ系ばっかりイジってると当たり前だと 勘違いしてしまいますが、ヘッドのバルブステムシールの交換でもエンジンを降ろさなければ作業出来ません

本当はコレが当たり前なんでしょうが、せっかく降ろしたのに原因がシールでは無くてシリンダーとピストン側だったら、また同じ作業することになるのでシリンダーとピストン周りとシールの交換作業です

大陸にコピーバイクが有るみたいで格安で部品が買えます
驚きの七千円くらいです
2気筒なのでピストンが二個なのにこのお値段、安かろう悪かろうですが、まぁ仕方ないです




降ろすのは簡単だけども、エアクリーナー周りのゴム製品が劣化してプラスチック並みの硬さになっているので積み込みの時は大変そうです

2気筒なのでそれなりに重いです

作業台の上に乗っけて作業します

CBは自分のCDとクランクが違います

CDが360度クランクに対してCBが180度クランクです

ピストンが両方万歳したり両方下がったりするのがCD
片方ずつ反目しあって上げ下げしてるのがCB

バイクに乗ってみると特性が全然違います
マイルドで下から滑らかに回って高回転まで回らないのがCD
下はスカスカでパワーバンドに入ったら一気に高回転まで加速するのがCB

同じエンジンでクランクでこうも違うのかと感心します

さっさとバラします
180度クランクなので ピストン位置がストロークの中間位で左右の高さが並びますので少々ヤリづらいです


ステムシールも交換します

シリンダーとピストンのキットにオマケでシールが付いてました

んが?
ひとつは不良品で穴が楕円形になっております

仕方なく自分の在庫から補填します

ホンダの小排気量のはほとんど同じみたいです


それにしても暑いです

 こんな暑いときにバイク乗ってる人を見ると 
「●鹿じゃないの?」
とか思うけど
こんなクソあつい時にトタン屋根の下でバイクイジってる自分も同じかも知れません

昔はお盆休み過ぎたら少し涼しくなってたのですが、しばらく続くみたいです

みなさま熱中症に用心しましょう