KL250の修理です
まずはポイントの調整
サービスマニュアルを持ち込みしてもらいましたのでギャップ量の記載を確認して調整します
0.35ミリとのことでしたがスキマゲージが無いので0.2と0.15を重ねて使います
あとポイント接地面を紙ヤスリでゴシゴシします
まぁまぁ荒れてました
あとは点火時期の調整ですが、78年当時はタイミングライトと言う言い方が無かったのか?
「ストロボライト」と表記されてます
しかし、アナログテスターを使っての調整方法がメインで記されていますので、その当時はそれが主流の調整方法だったのでしょう
ホンダの国内仕様CT110のサービスマニュアルにも6ボルトの豆電球を使っての調整方法が記されています
タイミングライトが有るのでちゃっちゃと調整します
まぁしかしポイント点火のさだめなのか永遠に微妙に狂い続けることでしょう
不調の1番の原因と思われるインシュレーターからの二次エアーによる不具合
インシュレーターを交換すれば治ると思いますがメーカー欠品ですので、Amazonの汎用インシュレーターを検索して 寸法が近いモノを探します
ナイスに同じモノは無いですが仕方無いです
穴を棒ヤスリで横に1ミリずつ広げます
気密性確保のOリングですが
そのまんま取り付けるとシリンダーヘッドのポート面よりも大きくてフィンのところまで Oリングがはみ出すので使い物になりません
なので
エンジンの熱であっさりと溶け出しました
なのでマナ板作戦は中止です
最初から横着せずにアルミで作れば良かったです
5ミリ厚さのアルミで
こんなの作りました
フライス盤使うのも面倒くさくてハンドメイドです
だんだん嫌になってきました
本当はコレで大丈夫なんでしょうが
Amazonとかで何用かも原産国も分からない汎用品あるあるですが致命的な欠陥が有りました
自分も子供時代に製造元不明や異常に長期常温保存可能やド派手にカラフルな合成着色料をふんだんに使った格安の駄菓子ばかり食べていたので致命的な欠陥がある大人になっているのかも知れません

本来はシリンダーヘッドに付く面は金属面なんですがインシュレーターの中に金属板が埋め込まれているような作りになっているので、締め込めば締め込むほど取り付け面のゴムがネジれて変形して結果接地面が歪んでスキマが出来てエアーを吸い込みます
平ヤスリで削ってジゴ(金属板)を出して耐熱エポキシ樹脂で上げ底みたいなスペーサーを付けます
多分ですが、二次エアーの吸い込みは無くなったみたいです
あとはキャブレターの調整ですが、キャブレターに関してはずっといじくってるのに何時までも1発で決めれません
数打てば、そのうち当たる的なエラーアンドエラーの繰り返しです
何十年もやってるけどキャブレター調整は分からない事ばかりです
この先ずっと分からないでしょう
結果ですが、どうやらキャブレターの ピストンバルブの戻りの動きが渋いためアイドリングが高くなったりするみたいです。
キャブレターもだいぶんくたびれてるみたいです
もうちょっと疲れましたのでオーナー様にはキャブレターの交換の提案をしている状況です
にしても
乗ってみたら まあまあ速いし