今日で仕事納めでした。
12月に入ったと思えば、あっという間にもうすぐ正月です。
今週の仕事はキツかった。
5日勤務だったけど昼夜ごちゃごちゃで多分3日分くらいしか寝ていないです。

そんなこんなで、くたくたなのに外に出て




ハナタレながら作業しています。

ちょっと久しぶりに私用で電卓はじく事があったので少し知ったかぶりです。

我がハンターカブCT110なんですが、ボアアップとかの作業の時に問題になるのが圧縮比です。

一般的にはパワーアップやトルクアップを目的に圧縮を上げる手法がとられています。

とは言え、上げすぎてもエンジンが壊れてしまう恐れが有りますので程々がよろしいのですが、カタログ数値にはハンターカブは確か?8.5だったと思います。

市販で売られているボアアップキットを買われる場合は製造元がその辺りを確認済みとして販売されているので心配無用ですが自分でピストン見つけてボーリングしてもらって組み上げる場合、圧縮比の計算が必要です。

まず、ノーマルの状態の燃焼室容積を求めます。
(排気量+燃焼室容積):燃焼室容積=8.5  と言う事ですので。

その前に正確な排気量はボア52ミリ×ストローク49ですので
半径×半径×3.14×高さ 

2.6×2.6×3.14×4.9=104.01cc

燃焼室容積をχとすると

(104.01+χ)÷χ=8.5

う~ん。自分の脳ミソではオーバーレブ気味です。
両方にχを掛けたら
(104.01+χ)=8.5χ
1χずつ減らします。
104.01=7.5χ
最後に104.01÷7.5=χ

答えは13.87になりました。
あってるかな?

最初の圧縮比の計算式に当てはめると

(104.01+13.87)÷13.87=8.5になります。

燃焼室容積は13.87ccです。

ちなみに純正金属製のヘッドガスケットは3枚プレートをリベットでカシメてあります。

リベットを削ってプレートを分解したら両外の厚みは0.25 真ん中の厚みは0.5です。

以前、真ん中のプレートを抜いていました。
その時の圧縮比ですが、

52ボアの高さ0.5ですので容積は1.06ccです。

純正の燃焼室容積から1.06cc減ったと言う事なので
13.87-1.06=12.81ccになりました。

これで圧縮比計算すると

(104.01+12.81)÷12.81=圧縮比9.12となります。
やられる方は自己責任でお願いします。
カムチェーンの張り直しとバルブタイミングの修正も必要になります。

一般的にはカタログの圧縮比は低い数値に思われますがハンターカブ特有のオーバーラップが少ないカムタイミングなら、しっかりとこの値で圧縮すると言うことで帳尻を合わせていると思っています。




仮組したらピストンの角が0.5飛び出してます。
ガスケットの厚みが1ミリなので……
やっぱりツライチに落とします。

寒さで無感覚で鼻水が垂れてきましたので今日はやめて焼酎飲みます。

多分今年は最後の投稿と思われます。

今年も色々楽しく遊んで頂いた皆様ありがとうございました。
また来年も よろしくお願いいたします。

来年も良いお年を。