ちょっと前から、気になり出してシコシコとやってます。

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コテコテの耳にタコかも知れませんが、点火時期の話しです。

まぁ、点火時期でググると沢山ヒットするとは思いますが、自分なりの勝手な解釈です。

自転車のペタルを漕ぐのに例えると頂点から少し前に進んだ位から力を入れていると思います。
丁度、上死点付近で爆発したエネルギーがピストンを押し下げてるのと同じ感じだと思います。

低回転から高回転まで、同じようにこのタイミングで点火するのなら問題無いのですが、点火した圧縮混合気が引火して爆発してピストンヘッドを押すまでに少しタイムラグが有ります。

そのため、高回転になるとタイミングが遅れて来るので、そこで進角(点火タイミングを早める)装置が仕事をすることになります。

ハンターカブのポイント式だとヘッドカム部分にガバナーと言う機械式の進角装置が着いています。

カムの回転が上がると遠心力でポイントのカム位置がズレてきてタイミングが進角方向にズレていきます。
回転が下がるとバネのちからで元の位置に戻ります。

国内仕様だとフライホイールのFマーク位置が約22度位です。
(フライホイールのTマークからFマーク距離÷(フライホイール外周÷360)=低回転時の進角度数)
カタログでは多分、この進角度数が表記されてると思いますが、ここからアクセルを開けていくと点火時期も進んで行きます。
30数度まで進んでいます。

副変速車のCDI式のカタログだと、2000回転で30度とか記されて有りますので、もしかしたら進角は固定なのかも知れません。
良くわかりません。

カブやモンキーの横型エンジンですが、この点火時期検知をフライホイールで行っていますので、点火時期を変更する場合はCDIを交換したりするのが一般的です。良く聞くのが「金ポッシュ、銀ポッシュ、変態燐寸」等の商品です。

それでも、無理矢理CDI交換無しで変換したい時はクランクシャフトとフライホイールの位置決めのウッドラフキーを削ってフライホイールをズラすとか、フライホイールの検知ヘソを削る等の力技も有りますが…。

ちなみに、フライホイール検知式の点火ですが、360度に1回検知してしまいますので4ストロークは1工程が720度ですので排気工程中に1発空打ち(点火)してしまいます。

ヘッドカムからの検知方法だとクランク回転の半分の回転数ですので空打ちは無いです。

空打ちは問題無いのでしょう。

ハンターカブの場合は、このヘッド検知位置を調整の為にズラす事が出来ます。

CDI車も同様です。

なので、この調整機能を利用して意図的に点火時期をズラせます。

冒頭で、述べました自転車のペタル踏み込み位置を調整して最適な点火時期を見つけたら乗り心地も良くなると思われます。

注意するのが点火時期を進め過ぎると圧縮途中で爆発してピストンにダメージが掛かります。
ずっと続けてるとエンジン壊れます。

自転車漕いでるときにペタルが真上に来る前に逆方向に漕ぐようなものです。
自転車のペタルにはラッチ機能が有るので足は痛めませんが、もしラッチ機能が無かったら…。

一般的にノッキングとか言われる症状ですので、何でもやり過ぎにはご注意です。

ネットで検索すると、昔とは違って2000円台位でタイミングライトが売られていますので、買ってから遊ぶにも気軽な金額だと思います。

ナニ?昔ながらの豆電球とワニクリップでやる?
自分も昔、トライしましたが正確に割り出せないので自分はギブアップです。

最適な点火時期が見つかると、けっこうエンジンが元気になりますので興味が有るかたは是非チャレンジしてみて下さい。