この度、依頼があったためマフラーの製作を行います。

数あるマフラーメーカーのなかから、わざわざ超零細裏企業に依頼されるのは、余程の変態気質な方とお見受けします。

マフラーメーカーの方々からしたら、

「ナニ言ってんだ!素人めが!」

と言われると思いますが、自分の勝手な持論です。
マフラーの性能と言うか特性ですが、ほぼほぼエキパイで決定すると思っています。
エキパイの内径と長さとカーブです。
要は排気抵抗の量です。
排気抵抗が無いのがよろしいなら、エキパイ無しだと良いと言うことになります。
実際にマフラー外しても速くもならないです。
一般論では細ければ低速型、太ければ高速型です。
社外品で出ているマフラーのほとんどはエキパイの径が大きくなっています。
大きくなって高回転の最高速アップするのは良いことかもしれませんが、ノーマルの乗りやすさや低回転のトルクが犠牲になっているのがほとんどだと思います。

そんなこんなで結果、自分で作るしかないとの結論になってしまいます。

まぁ、実際に作ってみると大変な事ばっかりですが楽しんでやっています。

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サイレンサーですがヤフオクとかAmazonで売られている中華ダックスのボアアップ対応の純正風マフラーを使っています。
サイレンサーにはあんまり性能変化の効力が無いと思っています(50ccのは流石に抵抗が有りすぎます)ので、コレがノーマル風に加工出来るので使っています。

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エキパイブチキリます。
あ~!気持ちいい❗

ここからが鬼門です。

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けっこうノーマルのカーブに合わせるの大変なんです。

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ゲンブツ合わせしてみます。

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チョン付けします。

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外して、本溶接です。

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リフレクター用の治具を使ってナットを付けていきます。

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テスト用のリフレクターをつけてみて確認します。


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この作業、骨が折れます。

やりたくないけどチェンバーオプションも希望されてるので、今日はチェンバー作製だけ。

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今日は時間切れですので、続きは後日。

バイクいじりが好きな人はマフラーの自作なんかやってみたいと思われるますが、パイプ曲げの方法や薄い鉄を溶接する方法を解決することと、記事には乗せていませんが旋盤での加工も必要になります。
大変とは思いますが、目標に向かって困難を乗り越えて行く過程が自分は好きです。

マフラーの自作。オススメです。