大学2年生の長男は、現在春休み中。友達と北海道旅行に行っている。

いいねぇ~、大学生。色んなところに行って、たくさん楽しんできてほしい。

 

北海道に行ったことのない私は興味津々で、北海道の写真を長男から送ってもらう。

 

雪!むっちゃ積もってる!街中でも一面雪!

 

雪が積もらない地域に嫁にきて20年…東北は山形の女であったのに、今ではごっそり雪が降っている写真に普通に驚いてしまうよ。

 

温暖化で雪が降らなかったり、どかっと降ったり、山形の冬も変わってきたなぁとここ十数年感じているが、私が小学校の頃は、毎年しっかりたくさん降っていた。胸まで積もっている雪をかきわけてピアノ教室に行った記憶がある。

 

寒い中を小学校から30分くらいかけて歩いて帰ってくると、灯油ストーブがたいてある茶の間はあったかくて、おれんじ色に染まっている。 お母さんが灯油ストーブの上にアルミホイルで巻いた芋を置いてくれている。 ポトフの鍋がどんと置いてあるときもある。 やかんはいつものっていて、お茶がわくコンコンコン… という音がしている。はぁー、あったかい。

 

 

さらに灯油ストーブの上は、するめをあぶったり、餅を焼いたり、魚の骨をあぶったりと大活躍する。 こたつから遠く離れることなく、気軽になんか焼ける頼もしいやつ、灯油ストーブ!

 

そんな灯油ストーブの上で焼いた中でもダントツ記憶に残っているのは、おやつで食べた真っ赤なソーセージ。

今はあんまり見かけることのない真っ赤なソーセージをストーブの上一面にギューギューに並べてジュージューに焼く。 焼いていると、ソーセージの真ん中がパリッとはぜてきて、じゅーっと油がでてくる。 それを、おいしくて止まらないねぇと言いながら、お母さんと妹と私の3人でいっぱい食べた。 一回でどんくらい食べたかは、はっきり覚えていないけども、あーこれ太っちゃうねぇ(もうすでに3人とも相当パンパンでしたが)ということで、いつのまにか焼くの禁止な感じになったくらいに食べちゃってた。

 

それともう一つは、あじまん。

あじまんとは、標準語? で言えば、今川焼みたいなやつ。 ほかほかの生地の中にあんこやカスタードが入っているあれです。 山形ではあじまんと呼ばれているのですが、「あじまん」という響きって田舎っぽくって、親しみがあって、なんか言いたくなってしまうのは私だけでしょうか。 山形出身者ならわかる?

 

とにかく、あじまんは、家の近くの農協の前にちっちゃな店舗があって、そこで売られていた。 我が母はあんこが大好きなので、あじまん買ってきてと頼まれることがしばしばあったのだが、そのまま食べるのではなく、灯油ストーブの上にのせて、皮をちょっとパリッとさせて食べる。 このパリッと加減になかなかのテクニックを要するのだが、母はそのあじまんを「おいしい!」「たまらない!」 と絶賛して食べていた。

小学生だった私は、あんこのおいしさがまだわからないお子さんだったので、あんこより断然カスタードあじまん派。 しかし、母の勢いにのまれて「うん!間違いなくおいしい!」 と思って食べていたから、食事の時の雰囲気ってやっぱり子どもにとって大事よね~と急にあじまんから自分の子育て目線(笑)。

 

自分であんこを煮て食べるお年頃になった今、 あじまん、灯油ストーブで焼いて食べてみたいなぁ~。 しかし、なんであんこって年取っていくと好きになるのかな。