この人を好きだと思ったことがない。
ただ好きになろうと努力はしてみた。
夫だから。
でもしみじみ思う、無理なことだと。
心が受け付けない。
愚かな男だと思う。関わりたくないから平行線を努めて歩いてきた。
時々声にも態度にも出さず激怒したくなる。そんなときはじっと無言を通す。
幼い時から悟っていた息子は傷だらけになりながらも離れていった。
娘は私を案じているのか自分も楽なのかここにとどまっている。
ひたすら甘やかされ欲しいものを手に入れている末娘は自身は気づかずとも回りが傷つく態度をとる。
離婚すればいいと思うが世の中は甘くないと知っている。
それに耐えた分このままではむかつく。
この男絶対に許さない。
下の娘も。
覚えていなさい、いつか、きっと。