最近はテレビのことについて書くことが多くなっていますが、今回もそんな感じ。ただ、テレビ「だけ」のことについて、まともに書いていくとは思えませんが…

日本国内で薄型テレビといえば、液晶・PDP(プラズマ)関係なく、シャープの「アクオス」が圧倒的に強いですよね。他の製品には全く興味を持ってそうもない消費者が「亀山モデルで」と指名買いしてくるほど(笑)。

■ 国内、40インチ以上の液晶テレビシェア(2010)
シャープ = 49.7%
ソニー = 34.2%
東芝 = 14.3%

■ 国内、40インチ以下り液晶テレビシェア(2010)
シャープ = 43.3%
パナソニック = 16.2%
東芝 = 15.4%

■ 国内、PDP(プラズマテレビ)シェア(2010)
パナソニック = 76.0%
日立製作所 = 23.2%
パイオニア = 0.8%

前にも書いたように、国内における液晶とPDPのシェアは、今や「95:*5」くらいなので、薄型テレビ(画面サイズに関係なく)のうち、2台に1台は「アクオス(シャープ)」といっても過言でないくらいの状況が続いています。いくら、パナがPDPで国内シェア"76.0%"といっても、薄型テレビ全体でみれば、3~4%のシェアに過ぎませんからね。だから、液晶でも頑張らないとパナは生き残れないということです(既に40インチ以下のサイズではソニーや東芝の上に来ている)。

とはいえ、一般的なイメージとしては、液晶であれば、「シャープ(アクオス)」、「ソニー(ブラビア)」、「東芝(レグザ)」が三強みたいな感じではないでしょうか。ビエラ(パナ)といえば、どうしてもPDPのイメージが強いでしょうからね。

あくまで、私の個人的なイメージですが、

アクオスは、「純国産」なので「割高感」
ブラビアは、「サムソンと提携」したので、問題外
レグザは、「多機能」で「割安感」

こんな印象があります。数年前のイメージなので今とはちょっと違うかもしれないけど。

これまでアクオスを欲しいと思ったことは只の一度もなかったのですが、唯一、認められる点として「垂直統合」ということがあるかな。

* 垂直統合
企業が商品の開発・生産・販売を自社で一手に行うこと。コスト管理の徹底、技術漏洩の防止、業務範囲の拡張などの利点がある。

国内では、アクオス(シャープ)やビエラ(パナ)が垂直統合で「自社開発」を行なっています。対義語は「水平分業」。日本企業はもっと「技術漏洩の防止」に本気になるべき。単一企業としてではなく、国策としてやっていかなければならない時期にきていると思うのだが。

自動車の「心臓部」はエンジンですよね。では、薄型テレビの心臓部はどこでしょう?それは、当然、映像を映し出す部、「バネル(画面)」であります。
パネルを自社開発し、大量生産するのは確かにタイヘンなことだと思いますが、それがその商品の「心臓部」であるのなら、自社開発し、「オリジナル」としてやっていって欲しいというのが、高品質な精密機械、家電製品の中で育った日本人としてのホンネではないてしょうか。それを、早々と薄型テレビがブレイクスルーする時期(2004年)に、自社(ソニー)バネルの独自開発・製品化を諦め、韓国「サムソン電子」と提携し、そこからバネルを供給して貰うとは一体全体どういうことなの?、と。

確かに、ソニーはシャープなどとはケタの違う「世界企業」なので、純粋に「利」を追い求めるという意味では「アリ」でしょう。でも、ごく一部かもしれないけど、「韓国」というだけで毛嫌いする私みたいな人間もいるわけですよ。キムチは好きだけどね。唯一コレだけ。

「韓流」ってコトバがありますよね。日本のエンターテイメント界はコレに席捲されているといってもいいでしょう。主婦向けの情報・バラエティ番組に毎日、何十回と露出させれば否が応にも覚えるでしょう。同じようにティーン向けの雑誌等に、「今、韓国が熱い」と騒げば、そりゃ「アムロ」や「浜崎」が流行ったように、彼女たちは一心不乱に追いかけることでしょう。日本の場合、他国と違い、少女とオバサンを味方につければ「勝ち」ですからね。少年とオッサンに流行を左右する力はありませんから(根本的にお金を持ってないでしょ)。

流行は「作られて」います。昔みたいに消費者主導というのはほとんどありません。昨今の声優ブームにしても、ファンからしてみたら「オレたちがここまで大きくした」などの自負があるかもしれませんが、結局は、手の平で踊らされているだけ。「AKB」の異常なまでの露出・人気も「電通」が背後にいると分かれば納得するというもの。同じように、今の若者に大人気(笑)の韓流ブーム(少女時代とか)も電通が作ったもの。電通は日本最大の広告代理店ですけど、そのトップ(会長)は韓国人ですからなぁ…(成田豊)。2002年ワールドカップ開催の際、当初は日本単独開催のはずだったのに、日韓協同開催としたのがこの韓国人です。もっと分かりやすい例だと、フィギュアの「浅田真央」と「キム・ヨナ」が日本でどういう扱い(放送)を受けていたか、ということ。普通の国でありば、日本の代表である浅田が圧倒的に応援されてしかるべきなのに、テレビでの報道では圧倒的に、キムヨナ>浅田だったでしょ。この辺は今思い出しても腹が立つのでこの辺で止めておきます。

ということで、エンターテイメントやスポーツ等での報道では、「ウソでも100回言えば本当になる」ではないけど、「偏向報道」として「韓流」を浸透させることができます。
でもそこに、「日本男児」の姿が出てくると状況は一変します。

結論から先に書くと、「今度、コレを買おうかと思ってるんだけど、どうしたらいい?」と相談されて、韓国製品を選ぶ日本男児はまずいません(これも数年後にはどうなるか分からんけどね)。
世界では圧倒的かもしれないけど、日本で、韓国車、韓国製のテレビは選ばないでしょ。選ばないどころか、そのほとんどが撤退してますからね。

嘘偽りなく「韓流」というモノが日本に定着しているのであれば、ソニーのブラビアも堂々と「本製品は韓国サムスン電子製造のバネルを使用しています」と表記すべき。例え、サムスンのバネルを使っていたとしても、映像エンジンはソニーのモノなのでサムスンの薄型テレビとは全く違う、という自負があるのなら尚のこと、ですよ。

もちろん、ブラビアのバネルが全てサムスン製であるわけではないですよ。半分~6割くらいがサムスン製で、3割ちょいくらいが台湾のメーカー製で、残り数パーセントが「シャープ」製。

このように、ブラビアに関してはかなりネガティブなイメージがあるのですが、同じく自社バネルを製造していない東芝の「レグザ」については、同じように韓国のLG電子やサムスンが供給しているのに、ネガティブなイメージは一切ありません。イメージ戦略の勝利でしょうか。画質(映像エンジン)のみに特化した、というのが大きかったのかもね。

バネルはテレビ全体の原価の約6割を占めるらしいので、確かに外部のパネルメーカーからその都度、安い価格のモノを仕入れた方(競合)がいいですよね。ソニーにしろ東芝にしろ委託しているパネルメーカーは数社あるわけですから。

■ 液晶パネル(LCD)における世界シェア
韓国LGD(LGディスプレイ) = 24.7%
韓国サムスン電子 = 22.1%
台湾AUO = 17.8%

ということで、液晶パネルにおける世界シェアは、韓国の2企業で"46.9%"、台湾の数企業で"42.6%"、残りの数%を日本企業(シャープ等)ということで、完全に「韓国」と「台湾」の二強ということになっています(2010年2月現在)。

ちなみに、プラズマパネルはというと、

■ プラズマパネル(PDP)における世界シェア
パナソニック = 39.1%
韓国サムスン電子 = 31.1%
韓国LGD = 22.3%

何とかパナパネルが世界一位を守っているといったところ。これは2010年3月時点の結果ですが、その3ヶ月前には世界シェア50%超でありました。一方、2位のサムスンや3位のLGはここ3ヶ月で5~7%もシェアを伸ばしてきています。パナパネルがサムスンに抜かれるのも時間の問題化か、と。


ここ5~6年内に薄型テレビを購入した人には、ブラビアがソニー製ではなく韓国製のパネルを使っていてもさしたる問題はなかったと思います。薄型テレビが一般商品になる以前より興味を持って推移を見てきた人にはかなり衝撃的なことだったんですけどね。同じように、パネルを外部(韓国や台湾)に委託している東芝レグザに対し、全くといっていいほど嫌悪感を示さないのは、薄型テレビがブレイクスルーする段階(2004年)で、東芝のテレビ事業は相当な遅れをとっており、テレビ事業そのものが危機に瀕していたからかもしれません。東芝が「レグザ」という新ブランドを立ち上げたのは2006年2月のことですから。かなりの「後発」ですよ。

ネット発のモノが消費者の動向を大きく左右することが、最近では多々みられますが、ある程度の大型(高額)商品で、ここまでネット発のモノが時代の趨勢を変えたモノはなかったのではないか、と思えるくらい、レグザはネットユーザーに支持されましたよね。量販店では未だにアクオス信仰が根強く、売れ筋の半分以上をアクオスが占めているようですが、ネット(価格コム)ではほんの数ヶ月で、アクオスとレグザは逆転しましたからね。なぜここまでネットユーザーに支持されたかというと、それはレグザが「本物志向」だったから。採算ももちろん大事だけど、こだわりを押し通したから。「レグザは(他とは)違う」。これは一貫してプラズマ派であった私などにも伝わり、コスパの面でみればレグザもありかな、と思わせるまでに。

消費やバラエティ(YOUTUBEなどに投稿された面白動画などを主にした番組)などはかなりネットの影響が強くなってきましたが、政治・思想などの面ではほとんどといっていいほど表(テレビ)に取り上げられないので、何も変わってないように見えますね。一年ちょっと前の話だけど、表は「政権交代」の大合唱でしたが、裏(ネット)では民主党に政権とらせたらとんでもないことになる、というのが大勢を占めていましたからね。実際、そうなりましたけど。直近の話題では、民主党の代表選。表と裏とでは支持が全く逆転してますよね。表じゃ「菅」が圧倒的だけど、裏では「汚沢」支持が大半、みたいな。これに、「鳩」を含めて、売国トリオだけど、ホントに目くそ鼻くそだよね。真っ赤かの「仙石」や、日教組のドン「輿石(こしいし)」などは、知名度という意味でこのお三方のレベルには達していない。売国力では引けを取っていないが。

自民党が与党時代も自民党総裁選(=時の総理大臣選び)はあり、立候補した人たちがそれぞれ凌ぎを削ったわけですけど、色んな意味で、今回の民主党代表選ほど「酷い」ものはなかったですよね。サポーターと呼ばれる一般市民(民主党員)に対して「国籍条項」がないというだけでも、この党首選の是非が問われる事態だと思うのだが。菅派のある議員などは、今回は間に合わないので、次回の党首選からはしっかりやっていかないといけないと思う、などと悠長なことをおっしゃってましたけどね。その「次回」とやらが来る前に日本はどうなっていますやら…。

民主党の議員さんは、二言目には「国民の期待を~」とおっしゃいますけど、自分みたいに民主党に投票も期待もしてない者などはどうしたらいいんだうろね。
「期待を裏切らないためにも~」と、言われますが、先の参院選で一年前の衆院選では民主に投票した人の「期待を裏切った」ので、あのような結果になったわけですよね?
菅支持、汚沢支持、関係なく、民主の議員さんたちが「国民」と口にされると、本当に虫唾が走る。どこの国民を念頭に置いて話されてますか、と問いたくなるから。

民主党が政権をとったら、中国や韓国の「モノ」「ヒト」「思想」が怒涛のごとく流入してくるのは明らかだったけど、この一年を振り返ると、まさにそうなってますからね。尖閣諸島にちょっかい出してくるのも分かってはいたけど、ここまで露骨にしてくるとは。エンターテイメントに関しては上述したように、ほぼ韓国勢で占拠されました。全く権威がなくなったけど、レコ大も新人賞も韓国の人たちでしょうね。「ヒト」に関しては、ビザの緩和で中国人が大量に流入。観光・買い物客で確実に帰国していってくれるのならいいけど、沖縄のようにビザを廃止する方向でいったら、それこそ、チベットのように乗っ取られますわな。目先のカネに目を奪われた結果ならしょうがないのかねぇ。在日米軍は断固反対だけども、在日中国軍なら諸手を挙げて歓迎ってか!

新聞の一面レベルではなく、三面記事でも、後世から見れば、その判断が大きくその後の歴史を変えた、ということは多々あるわけですけど、民主党政権になってからの個々の判断というのは、そのレベルに達してると思う。いつの間にか、取り返しの付かない方向に舵を切られている、という意味で。

明日、民主党の代表が決まるということもあり、後半は完全に違う路線になってしまいましたね…