ツタヤが準新作も100円レンタル、というキャンペーンをやってたので借りました。

連ドラ版「ROOKIES」の事前評では、好きな作品だったからこそかなり酷評してたんですけど、いざ、見てみると、思ったより悪くないというか、ほぼ原作に忠実に(そうでもない箇所もあったが)真摯に作られていたので、良い意味で非常に裏切られる作品でありました。

高校生なのにあの老け顔は何?、て言われてましたが、幼いのに医師をやるのと比べたら、私的には全然許せるんですよね。本当に現役高校生を使ってしまうと、それこそ「幼すぎ」、だから。


さて、映画版「ROOKIES卒業」ですが、これ、2009年度の邦画、洋画を含めた興行収入トップ作品なんですよね。実に、85.5億円。2位の「ハリポタ謎プリ」が80.0億円でありました。

連ドラも良かったし(泣けた)、興行収入も断然トップということで、かなり期待して再生したのですが…



高視聴率だからといって名作(良作)ではない、と同じように、高い興行収入を誇ったからといって良い作品ではない、という見本のような映画でありました。
逆に、あまりに大ヒットした作品というのは、「眉唾モノ」だといういい例かもしれないですね。


普通に熱血甲子園児になっているルーキーズの面々に、連ドラの説きのような「らしさ」は全くナシ。不良が高校野球をやる、やり始めるところまでが醍醐味だったということ。
甲子園を目指すだけなら、日本には「あだちワールド」という超えられない壁があるのでムリ。ケンカしないルーキーズなんて、ケンカしない「クローズZERO」みたいなもんでしょ?

事あるごとに皆集まって「夢」だの「夢」だの「かけがえのない夢」だの、「夢」「夢」「夢」のオンパレード。
香取西遊記の「ナマカ」に通じる、現場オンリー、共演者たちだけのマスターベーション的高揚感・感動に思えた。第三者である私などには「気持ち悪い」「ウザい」、それしか思えない。


ということで、私にとっては、ワースト史上にランキンするくらいの「駄作」認定だったわけですけど、現実には大ヒット御礼なので、勝てば官軍、じゃないけど、ヒットしたもん勝ち、の世の中ですからね。TV画面の向こう側の人たちがこれだけ大ヒットした作品を悪くいうことなんでできないでしょ。

こんな作品が85.5億円も記録してしまう日本。

2009年には待望の「政権交代」も起きた。

なんか、「さもありなん」てな感じだね…


俳優さんたちは、熱演してたよ、と一応はフォローしておこう。気持ち悪い台詞ばかりだったけど、成りきっていた、と。彼等は与えられた役を全うしただけ、です。