魔女の宅急便/On Your Mark
魔女宅

1989年7月公開
製作:スタジオ・ジブリ
監督:宮崎駿
声優:高山みなみ、佐久間レイ、戸田恵子

なんで唐突に「魔女宅」なのかと言いますと、日テレの金曜ロードショーを観たからであります。
女帝」が始まることは分かってたんですが、観る気にもなれず(録画もしてない)、こちらを観ました。

さすがに観てて安心感、ありますよね。

私が子供心に最もインパクトを受けたアニメ「さら愛(さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち)」の興収を抜いただけのことはあります(当時の記録で)。

とはいえ、基本的にはジブリ作品というか「宮崎駿」作品には興味ないというか、元々は好きではなかったですね(今でも大好きという程ではない)。

ジブリができる前、駿氏の第一回監督作品がルパンの「カリオストロの城(79年)」だったでしょ。
モンキーパンチ氏のTVアニメに慣れてた目に、駿氏のルパンはなんともソフトな造けいであり子供向けだなぁ、と子供心に思ったものでした。
というより、その当時は「ヤマト」以外に興味、なかったですから。

ナウシカ(84年)」や「ラビュタ(86年)」の頃は私が中学から高校へと進学する時期にあたり、なんで女のコが主人公なんだろう?、と不思議に思いながらただ漫然と鑑賞してましたね。
乗り物(特に飛行機関係)が有機的っぽくて、メカらしさがないというのも不満の一つでした。

まぁ、簡単に言えば、男のコが好む、戦闘シーンを前面に打ち出した分かりやすいアニメが好きだった、ということですね。

次は「トトロ(88年)」になるんですが、基本、ファンタジーっぽいのは苦手なんでスルーしますね。悪くはないと思うけど、世間の評価と私の評価では一番ズレがあると思うので。

で、本作品「魔女宅(89年)」になるわけです。
大学に入り、田舎から東京に出てきたということで、作中の内容とも似通った部分があり、かつ今まで比較してきた戦闘シーンもないということで、気楽に観ることができました。
だからこそ、一番印象に残ってるんでしょうけどね。

印象に残ってる、と書きましたがほとんど覚えてませんでしたけど。主題歌聴いて、あぁ、そうだったそうだった、くらいですよ、正直。
ただ、高山さんの二役は凄いですよね(キキと画家の少女)。違和感、全くない。これぞプロ!

おもいでぽろぽろ(91年)」は評価はそう高くないらしいですけど、個人的には好きでしたね。ただ、上手い・下手関係なく俳優さんを声優さんとして起用するのは、今でも気に入りませんけど。

紅の豚(92年)」は飛行機がキチンと描かれてたので好きですね。駿氏が飛行機好きなのは知ってますよ。ジブリという名が物語ってますからね(発音は違うけど。伊というのがシブいね!)。

ジブリで一番好きな作品は後で書くヤツなんですが、97年の「もののけ姫」くらいからプロモーションにえらく金が絡んでくるようになりましたよね(前からそうだったのかもしれないけど、印象的にこの頃かなぁ、と)。
ジブリというブランドが米のディズニーと対抗できるようになったのかな?
ジブリは別格のアニメ、みたいな認識(一般の人の)になってきましたよね。

まぁ、もともとジブリ系の作品には各作品ごとに「テーマ」があったと思うんですけど、この頃からそれが前面に出てきたというか、「押し付けがましく」なってきたなぁ、と。

観終わった後の印象(感想)は観た人それぞれに任せます、という感じではなく、こう感じて下さいっ!、みたいな断定調さが重荷になったなぁ。

千と千尋~(01年)」は何度も観る機会あったけど、言われるほど秀作なのか、どうもよく分かりません。
ハウル~(04年)」に至ると、もうジブリという名前だけで見せられているいるような、そんな感じさえ受けました。

ゲド戦記」はここで語るべきじゃないでょう。「の」も付いてないし…。

On Your Mark

"On Your Mark "
1995年7月公開
製作:スタジオ・ジブリ
監督:宮崎駿
出演:チャゲ&飛鳥(アニメ)


95年の「耳をすませば」と同時公開されたショートフィルム(約7分)です。

元々はチャゲアスのライブの際のオープニングフィルムとして製作されました。

久々に観たんですが、12年前のモノとは思えないほどの「完成度」の高さですよね。
個人的にはジブリ作品の中でも最高傑作だと思ってますから(そういう人、何気に多いですよ)

自分も音楽や動画を加工・編集するので、セリフ無しで音楽だけで(作者の)イメージを伝えることがどんなに難しいかは(多少なりとも)分かっているつもりです。

自己表現なので、一歩間違うとただの「自慰的行為」になっちゃいますからね。

この作品は観る人の想像力をホント、かきたてますよね!

ストーリーがいくつも分岐してるので、エンディングが一つではないですから(一つと捉えてもいいのかもしれませんが…)。

駿氏が監督ですが、いわゆるファンタジーっぽいものではなく、かなりリアルですもんね(時事的にもそれを示唆している部分も垣間見える)。車輌に重量感あるのが特に良い!

駿氏が女のコ好き、もっと直接的に言ってしまえばロリコンだということはジブリ作品を観てりゃ感じることですが、この作品でもそれはフルに活かされてますもんね。

リアルなメカに少女、ということで「萌え」の先駆けでしょうか?

まぁ、ジブリ作品においての主人公は純粋・無垢なる「女のコ」であり、男子は脇役、あるいはいなくてもいいくらいの存在感ですからね…

男の子(男性)が主役の戦闘モノをメインにしていた私からすると、最後までこの違和感は拭い去ること、できなかったです。

ジブリ作品が有名になればなるほど、相対的に男子が弱くなっていった、そんな気がするんですよ…。