前日の犬神神社と事任八幡神社から

銭湯にて体を清めて午前0時からいよいよ

夏至の日の出を拝むために夜のうちから

七面山登山を決行!


夜から合流した生徒二人も加わり

女3 男6 での登山となる。


七面山は標高も1980m。

カバラ 数秘では足して9!


引き合わされた9名の9'sの修験者。



全くもって平坦な道のない地獄の

階段祭り!暗闇の厳しい山道をただ

黙々と登り続ける自分と向き合う時間。


高尾山を1本歯下駄で登りきる

修験僧ともいえる頼れる参加者たち。


しかし、至る所にヒル!ヒル!ヒル!!

精神的にも肉体的にも追い込まれる

リアルホラーなサイレントヒル!!


休憩もままならぬ状態で必死に

山を駆け上がっていく一同。


通常、6時間をかけて登る山を

日の出に間に合わせるためにも

4時間で登り切りました!



本殿で服を着物に着替えて

日の出の4:30丁度に遥拝場に着く。


春分には人が沢山居たとの事だけど

今回は夏至なのに一般客が0!!

貸切のまさに奇跡の時間でした。



祝詞奏上をあげたのは4:44。

雲海が裂けて龍神が流れていきます。


神事を終えると空中にプラーナが

キラキラと瞬いているのを参加者

全員が確認しました。



そこから少し寺院で仮眠を取って

八大龍神が眠る龍神池に向かいます。


八大龍王は三つ首の龍であり

七面山にも三つの池がありました。


だからこそ七面山のお札の鬼は

角が無く、ムが水となったのです。


荘厳なる龍神池(一ノ池)。



幻想的な空気に包まれており

鹿がお出迎えしてくれました。



剣山でも執り行った「剣舞」にて

封印を解く神事を行います。



八大龍王の鎮座するニノ池。

封印されたイメージがとても強かった


三ノ池はもう水が枯れており

理由を知る者として心が痛んだ。


神事にじっくり時間をかけて

最後に向かったのは七面山の奥の院。



まるで神社のような本殿の姿と

見事なしめ縄が巻かれた圧巻の

磐座がその姿を表しました。


着いた時間はぴったり9時!!


なぜ七面山に「奥の院」に呼ばれたか。

磐座を見て、全てが繋がりました。


此処は八大龍王である三女神の次女の

《磐長姫=荼枳尼天》を祀っているから。

彼女の別名はヒルコ姫。

ヒルが多い山なのも当然なのです。


ヨガ弟子の一人が七面山の僧侶さんと

長年仲が良く、奇跡的なタイミングで

奥の院にいらっしゃいました。

彼もまた長年、荼枳尼天を信仰してると

聞いて全てが繋がった事を理解しました。


話の中で空海と日蓮の深い繋がりにも

気付くことが出来ました。


我々は他の何処でもなくこの

「奥の院」に強く導かれていたのです。


許可を得て「奥の院」神殿前で

剣舞の神事を行わせて頂きました。


僧侶の方と最後に名刺交換をしたら

私の本を購入してくださっていた事が

わかり、お互いにびっくりしました。


本当に引き寄せしかない旅だったのです。


最後に巨大な磐座で結界を解き、

七面山を後にしました。


日蓮宗の僧侶さん達は皆、本当に

気持ちの良い素晴らしい方ばかりで

この立札にグッときました。

コロナに怯え、多くの神社仏閣が

厳戒態勢で社務所にはおみくじも

お札も置かず、神事や神楽も全て中止。


取り仕切る神職たちも常に

ピリピリした空気感を醸し出して

祈祷の祝詞も短めになり、講社すら

代表者しか本殿に入れない。



護らなきゃいけない場所ではあるけど

緊急事態だからこそ信仰心を持って

神や仏に手を合わせに訪れる崇敬者の

人達の心を踏みにじるような体裁や

ルールに縛られた神社仏閣が多すぎる。



いったい彼らは何を護りたいのだろう?

聖地の本来の在り方を今一度問いたいと

いつも思っていた自分としては本当に

素晴らしい聖地であると感じました。



黒戌仁 -クロ戌-