神職者しか学ぶことが出来ない
重要無形文化遺産に指定される
失われつつある伝統神楽を学ぶ
機会を得て、弟子を引き連れて
日本の最西端でありシヴァの
故郷でもある平戸の亀岡神社へ。
日本で最も難しい神楽と謳われる
重要無形文化遺産《平戸神楽》
覚悟はしてましたが想像の
遥か上を行く難しい神楽(笑)
扇子を持つ指の動きや
巫女鈴の音色とリズム、
計算され尽くした足の運びと
結界を張るための細かな作法
それを補うだけの体幹力。
その中でも第13の型「二剣」
5kgある真剣を口に咥えて
舞い躍る二剣の神楽では奥歯が割れ
刀の拭い布には血が滲みます。
想像を絶する神楽であり
神職の皆様の腕には無数の切り傷が
生々しく残っていました。
この歳でまた素晴らしい師を
得る事が出来た事が無常の喜び。
下條宮司様を始めとして
林先生、弥勒院先生との
ご縁に心より感謝いたします。
本当に夢のような時間でした。
素晴らしい機会を授けてくれた
師に報いる為にも修練を重ねます。
クロ戌