そもそも霊界には

時間の概念が存在しない。


時間がない世界だからこそ

「お岩さん」然り

古い怪談であったとしても

遊び半分めその話をしたりすれば

成仏してない霊が寄ってくるのだ。


つまり口寄せなどで寄ってくる霊の

その多くは基本的に「動物霊」や

「低級霊」である事を理解すべきだ。


そういう低級霊は言葉巧みに

人を欺き、自らを「不動明王」や

「観音菩薩」「天照大神」と名乗り

人の心の「欲望」をくすぐろうとする。


低級霊は本来、逝くべき霊界には行けず

この世界に囚われ、後悔を残して

留まっているものたちだからである。


高位霊の世界の住人はこの世界の

未来さえも理解している訳であり

わざわざこの下界に降りてきて

あれこれ人に助言したりはしない。


下界にいる者たちがどう生きるか

その未来を知っていて、それが

因果であり宿命であることを

すでに知っているからこそ

助言する必要など無いのだ。


そうでなければ・・

幼い子供を残して死んでいく

若い母親は全員、我が子の

行く末を心配しすぎてしまい

成仏しないはずである。


成仏するということは

「自分の人生の役割」を

死して悟るということである。


だからこそ人は普通に

人生を全うしさえすれば

誰もが悟りに辿り着くのだ。


そして、死してしか、

悟ることのできない領域に

健全な身体を持って辿り着こうとする

修行こそが古典インドヨガであり

日本本来の古神道である。


クロ戌