龍神(鬼)の結界を解く旅も

いよいよクライマックスを迎えた

今回の剣山、オノゴロ島ツアー!


今回のテーマの一つもあるイシス

つまり虹の女神であるイーリスが

旅を見守るように我々を出迎える。


奇しくも716日は「虹の日」。

虹とは龍のこと。全て繋がっている。

美しい雲の流れ。


無賃乗車に成功したシヴァとジェリ。



これまでの旅の最終目的地は

忌部氏の聖地、剣山にあり。


数百年以上、縛り付けられてきた

祓戸大神達の封印を解く為に

この一年半ずっと動いてきた。


いや、無意識下の部分を含めれば

もう10年以上になるかもしれない。



さすが一つの節目となる

最後の封印を解く旅。


これまで殆ど雨になった事のない

自身のスピリチュアルツアーだけど

今回だけは特別。


日本地図を見ると我々の祭祀をする

場所だけに雨雲が集まりはじめて

集中豪雨となっていく。


これは忌部の結界を解く手助けに

全国の聖地で解放してきた龍神達が

我々の為に集まってきてくれたのだ。


陰陽のバランスが整うと雨が降る

のだと古くから言い伝えられてるとも。



徳島空港に上陸したすぐに

キリストや卑弥呼も剣山に登る際に

必ず禊をしたとされ、幾多のエセ

スピリチュアル達がただブームに

乗っかり、穢してきた聖域

「コリトリの滝」の浄化へと向かう。


全国から集まってくる邪気を受けて

洪水の如く激しく怒り狂う滝に挑む。


襲い掛かる突風にまともに立つ事も

出来ず、バケツの水のような水飛沫に

息をする事もままならない中で一心に

祝詞を唱えあげていると、橋の上から

神事を見守ってくれていた参加者達

全員のマントラが聞こえてくる。


神事を見守ってくれていた皆の心が

一つになって、滝に響き渡っていく

ガヤトリーマントラを背中に浴びて

涙がこみあげ、全身に震えが走る。


無事に神事を行ない、希望者のみ

助け合いながら滝行も行った。


ほんと、普通だったら

クレームが続出しそうな勢いの

カオス過ぎる過酷なツアーなのにw


皆のこの時の笑顔がこの旅の結果を

既に物語っていたように思う。


雨は更に勢いを増していくなか

滝行後はずぶ濡れのまま剣山へ(笑)


登山客でいっぱいの駐車場。

修験僧の姿もチラホラと見かけますが

誰も麓から山頂までこの悪天候の中で

登山をしようとせずロープウェイへと

足を進めていく中、滝での禊を終えた

我々のグループのみ過酷な山道へと

果敢に挑みます。


いや、皆ほんと素人なのにね(笑)



まずは麓に鎮座する剣山神社にて

あわのうたを奉納すると同時に

空が光り、雷鳴が鳴り響きます。


自分と志を同じく剣山の結界を解こうと

この日を選んで挑んだ修験者が落雷で

半身不随になった経緯があり、彼が

残した情報を元に、我々が彼の想いと

責務を背負って挑んだ今回の旅・・



雷鳴に気持ちを更に引き締めて

いざ、剣山登頂を目指します。



山からの景色は全く見えないけど

幻想的な剣山を全身に感じていく。


参加した男子達は女子達の

荷物を嫌な顔一つせずに背負い、

弟子達は神事に使うハンドパンや

日本刀、ディジュリドゥを背負い


突風に身体を持っていかれて

泥水に足を取られながら懸命に

悪路の中を登山すること2時間!



皆んながそれぞれ本当に自然に

助け合い、励まし合いながら

なかなかのハイペースで山頂へ到着!


剣山神社奥社へと到着すると

太鼓の音が聞こえてくる。


まさかの神事を行ってる最中!


良きタイミングで神事に参加し

そのまま宮司様の計らいで

皆でご祈祷を受けることに。


ご祈祷のタイミングでまたも

雷鳴が鳴り轟きます。


あらゆる自然が応えてくれている

この不思議な感覚は体験しなきゃ

絶対に理解できないもの。


全員、びしょ濡れのまま

山頂にあるヒュッテに宿泊。


雨で冷えきった体に染み渡る

温かいお茶に心底、癒される。



ジェリはとても雑な扱いを受けてましたw

掛け湯は五杯まで。

そして用意された毛布の

ありがたさを皆が全身で感じて

ヒュッテは21時には消灯。


疲れ果てた身体を休めて

本番の神事を朝6時から!



翌日につづく!


クロ戌 - 黒戌仁 -