2021116日。

閻魔祀りと最強の吉日とされる

一粒万倍日と天の恩恵を受けると

いわれる天赦日が重なる貴重な日。


それは「天が万物を赦す」という

天赦日は一年ある暦のなかでも

非常に巡りの高い日で、古くから

「この日に始める事は全てにおいて

上手くいく」とされている。


その為か日本中の天孫系の神社で

この日は鬼を封じる神事が行われる。


非常事態宣言も出ており

鬼と共存するような神事の多くは

中止を余儀なくされているのにね。



鬼封じの儀式を行う神社の一つ

賀茂別雷大神が祀られる

上賀茂神社へと朝から足を運ぶため

東京から新幹線に乗り、京都へと。


(龍神)を護るために。


神事が中止になればいいなと

考えていると神社に着くと雨が降る。


伊勢神宮の内宮など個人的に

相性の悪い神社に行くと雨が降る。


傘を必要とするほどの雨が降るのは

なかなか珍しい。でもその結果、

流鏑馬は中止となったが、少しずつ

雨が止み、的の裏に「鬼」と書かれた

的を射る神事は開催される事になった。

鬼を撃つための的。


裏には鬼の字。


射手の人数は合計17名。

神主達が一人2本の矢を放つ。


自分が座っていた場所が偶然にも

射手達が縦一列に並んで撃つ場所で

これはもう完全に導かれてると感じて

申し訳ないけど、「氣」を練りあげ、

観客席から射手の弓を結界で封じて

的に矢が当たらないように細工する。

禰宜、権禰宜の二人がまず矢を放ち

あとは五人ずつ矢を放っていく肯定で

結果、ほぼ全ての射手が、矢を的に

当てることすらできず、的の中心に

矢が刺さった者は一人も居なかった。


これにはわざわざ東京からついてきた

ヨガ弟子たちも驚嘆していた。


射手達は一様に釈然としない顔持ちで

壇場を降りていく。


彼らもまた自らの行為が呪詛であると

知らないまま行動しているだけであり

少し申し訳ないことをしたと感じるが


去年からかなり大きな力が働いていて

丑年に合わせ、鬼を封じる呪詛が一段と

強くなっているのは間違いないので

今年だけは許してほしい。


一仕事を無事に終えると同時に

雨雲が去り、空が晴れ渡ってきた。


ランチの後は大好きな下鴨神社へ。

此処はいつも良い空気に包まれてる。

仲良しの神宝神社の宮司さんと。


地元の人もやはりどちらかといえば

下鴨神社が好きという人が多いらしい。

結婚式も何組も行われていて、とても

和やかな空気に包まれていた。



瀬織津姫神社では本殿の中心に流れる

川に素足で入り、皆でご祈祷を行う。


その瞬間、晴れているのに霧雨が

降り注ぎ、とても幻想的だった。

祝詞を終えると霧雨は止んでいく。


瀬織津姫は鬼(龍神)である。


これによって無事にやるべき

仕事を終えた事を感覚的に理解した。


そして、今回の旅の最大の目的である

鞍馬山へと向かう。

鬼の結界を解く旅はここからが本番。


続く。