またも悪魔払いで少女死亡のニュース。
日本には自称(妄想)霊能者が数多く存在する。
少し霊感がある（感が強い）からといって
自分が感じた事をそのまま口に出す者たち。
「あなたには悪魔（悪霊）が取り憑いている。」
「あそこのテーブルに自縛霊が座っている。」
こういう事を語りだす霊能者気取りの人間に
対して僕は常に嫌悪感と憤りを感じている。
奴らは裏付けもとれない、確証のない事を
さも本当の事のように伝える詐欺師であり
一般人がその言葉に対してどれほど不安や
ストレスを感じるかなど考えもしない
悪意ある毒を吐く人間こそ悪魔そのものだ。
相談者が確認のしようのない話、
調べようのない情報（過去世・守護霊etc）
または本人が認識すらしていない霊の話を
コールドリーディングやバーナム効果を
巧妙に使って、不安を煽り、金儲けを画策
するニセ霊能者たち。
「私は霊能者だからあなた方には
見えないものが見え、話せるのだ。」
一般人に対して語る奴等の優越感や
アイデンティティーを誇示したいだけの
パフォーマンスに金を払う必要はない。
妄想と霊感は紙一重。
そして殆どの自称霊能者が妄想の域を出ない。
自分の言動にしっかりと責任を持ち、
己の力を奢る事無く、手間を惜しまず、
それを全て霊のせいにせず、裏を取り、
必要な事はきちんと調べ上げ、相談者の
質問に対して納得のいく言葉を伝えて
相談者の不安が取れるまで向き合う。
この繰り返しを地道に行う霊能者こそが
唯一無二の本物である。
除霊に10万円などあり得ない。
神社で大体の霊障は祓えるものだ。
神社ならお祓いは1万円ほどで済む。
交通費や宿泊費、家や土地の霊視など
足を運び、１日かけてしっかりと相談者に
向き合うのなら、数万円の費用がかかる事
もあるが、テーブルの上でブツブツと
的を得ない話をしだし、ハイ５万円です。
なんてのは確実にニセ霊能者である。
霊能者として生きる人間というのは
何よりも自身がしっかりと地に足が
ついている人生を送る良識のある
常識人でなければならない。
金勘定ばかりしている霊能者には
くれぐれも注意する事だ。
