占いは未来を知るためのツールである。

しかし占い師は決して未来が視えている訳ではない


「私はあなたの未来が手に取るようにわかる!」などと語る占い師は少なくないが

では、これだけ「twitter」や「ブログ」などの個人ツールが増えた昨今で、

何故、テレビなどで有名な、占い師・霊能者たちが誰一人として
地震を予知し、注意勧告をしなかったのか?
と疑問を抱きはしないか?


僕は東北地震後すぐに長野で震度5以上の地震が6月にあるかも・・と
Twitterで自分の見たヴィジョンを軽はずみに呟いてしまい、軽く炎上した経験がある。

でもそれを覚えていた多くの人たちから6月末の長野の地震後に
沢山の反響のコメントを頂いた。

しかしこんなものはあくまで可能性の示唆でしかないし
そんな事をビジネスにする事などとてもナンセンスである。


未来とは常に流動的なもので絶対はない
と言うことを忘れないでほしい。


未来を知りたいという相談者は、そもそも今の自分を見つめ直すことが
何よりも大切だと言うことを忘れてはならない。




素人がいきなり「マラソンで完走したい!」といっても
無理なように、物事には準備やトレーニングが必要だ。

楽して幸せになる方法を模索している限り、あなたは
絶対に幸せにはなれないと僕は断言してもいい。




占い師や霊能者というのは本来、「気付き」を与える職業だと僕は思う。




あなたは「当たる占い師」というのを何処で判断しているだろう?

自分の根本的性格を言い当てられた?
失恋を言い当てられた?
彼の性格を言い当てられた?
病気の箇所をズバリと言い当てられた?



これらは全て「統計学」で紐解けるレベルだとあなたは知っていただろうか?


世の中には占い師をビジネスとするがゆえに、相談者に

巧みに自分に霊能力があるように信じさせる占い師が非常に多い。


「電話占い」でも霊感!霊感!と謳っている場所は山ほどあるが

必ず登録時に生年月日を登録させられはしないだろうか?



今日は占い師に騙されないための知恵を皆さんに身に付けてもらおう。



占い師のところに行ったあなた。手相などの卜占を除いて
(※この占いについては別の日記で)
まず占い師に生年月日を聞かれる事が殆どではないだろうか?


生年月日から相談者のパターンを紐解いていく占いを「命」という。

今の日本の占いの殆どがこの「命」と言われる占いである。


雑誌の占い特集、無料の占いの掲載サイト。

まず最初に生年月日を入れるものが殆どである事からもご理解頂けるだろう。


「命」という占いを、素人でも分かるように簡単に説明すると
人間を12種類のパターンに分ける。

西洋で言うところの星座、これが占星術。
東洋で言うところの干支、これが四柱推命などに当たる。

星座・干支、どちらも12種であることにお気づきだろうか?
これは1月~12月である。

そして生年月日から相談者のパターンを紐解いていくのだ。


性格、相性、なりやすい病気、散財するタイプであるか、などなど

それをまず徐々に相談者に話していくのだ。



あなたはこう言う性格でしょ?

あまりお金も貯まらないタイプね~。

昔から気管支が弱いみたいね。

何歳~何歳くらいに大きな怪我をしなかった?

彼はこういう性格でしょ?彼は「火」の属性で
あなたは「水」だから余り相性は良くないのよね~。

こういう話をペラペラと始めていくのだ。

これらはあくまで動物占いのように、統計的なものなのだが
自分に当てはまる事が多いと人は簡単に占い師を信じてしまう。


あなたの星下は家族の愛が希薄なのよね・・。

父があなたを死んだ後も心配しているわ・・。

などと言われて涙を流す相談者も沢山居ることだろう。



僕は決して「命」という占いを否定している訳ではない。

スピリチュアルな要素がまるで無いという訳でもないし、
本来、占いと言うのはそういうものだからだ。

そして占いで大切なのは、当たる当たらないではなく、
占い師の言葉で相談者が未来に目を向けられたかどうか
が重要だからである。


しかし、さも霊能力を持っているかのように振舞う占い師がバカみたいに多く、
その結果、迷走する占い依存者が増え続けている事に僕は憤りを覚えるのだ。



「命」の占い師が生年月日をあなたから聞いて

「あら・・今日はあなた恋愛の悩みじゃない?」等と言ったら

あなたは簡単に「霊視された!」と思ってしまうだろう。

しかしこれも人間をパターン化し、それぞれのバイオリズムから
紐解いていることなのだ。

これについて詳しくはこちらを参照。



何も言わず、何も聞かず、座っただけで悩みを言い当てる人こそ「霊能者」だ。

しかし霊能者のデメリットは占い師と違って、能力が安定しない場合がある事。


相性や、霊との交信で答えを導くゆえにムラもある霊能者に頼るか、
安定はしているけど統計学の要素が強い占い師に頼るか、


それはあなた自身の選択となる。



基本、霊能者に頼る時は他の選択肢を全て試した後がお奨めであるが・・


話が少し脱線してしまったけど簡潔にまとめると

1.占い師とは決して未来が視えている存在ではない。
2.未来とは常に流動的なもので絶対はない。
3.楽して幸せになる方法など無い。
4.自分の悩みに適した占い師・霊能者を選ぶこと。
5.悪質な占い師や霊能者に騙されないために、鑑定に行った先に
  出会った鑑定士が「私は未来が見える!」など断言したりする者で
  あれば、まず生年月日を聞かれたかを確認すること。


以上を認識することで皆さんがもっと占いと上手に
付き合っていけるのではないかなと思います(^^)


$タロット占い師・クロ戌ブログ

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