占い師としてプロであるならば

どんなお客さんであっても
満足して帰ってもらう事を
第一に考えるべきではないか?


そんな言葉を耳にすることがあります。


もちろん一理あると思います。


しかしそれはサービス業の目線


サービス業として占いに携わっている人もいれば
心の治療という観点で占いに携わっている人もいる。


もちろんお客さんとしても

サービス業として鑑定を受けに行く人もいれば
自分を変えたい、変わりたいと鑑定に来る人もいる。



それぞれあっていいと思います。



ただ僕は後者です。

相談者に多くの未来を語りません。

いま相談者に出来る事、足りないものはなにか?
という事を重視するのです。


生年月日から導く占いというものは
統計的にそうなる可能性が高い
未来を予測することに長けた占いです。

そのため「このままだと貴女死ぬわよ!」などと
嘯(うそぶ)く占い師も少なくありません。

しかしあくまでそれは可能性であり
「絶対」ではないのです。


「貴女と彼は相性が悪いからやめたほうが良い。」

そう言われて付き合いを辞めるようならば、
所詮その程度の想いしかなかった
のだという事ではないでしょうか?


あなたの未来は他人が決めるものではなく
あなた自身が決めるものではないのですか?



人間ですから・・
道が見えなくなるときは当然あります。

そんな時に頼るのが僕らのような
霊能者や占い師という職業の人間でしょう。


しかし何よりも本人の努力や勇気なくして
本当の意味での幸せは手に入りません。



「私いつ頃結婚できますかね?」

という質問に統計的な占術を使う占い師ならば
「あなたは○○歳から運気が上がる!」などと
未来を示してくれることでしょう。


しかし僕の仕事は「サービス業」ではありません。

「じゃあ貴女がなぜ今まで結婚出来なかったのか?
その根本的な理由は貴女自身の性格や環境、
閉鎖的なライフスタイルにあるのかも・・と
考えた事はない?」

と問いかけていくのです。

僕は相談者にひと時の安心感や満足感を
与えるためにこの仕事をしているのではなく
相談者を少しでも明るい未来に導くために
この仕事に命を賭けて従事しています。



ただ「知る」ことは簡単です。
しかし「学ぶ」となると一気に敷居が高くなります。


安心感を得るためだけに
サービス業としての占いに行くか・・

今の自分を変えるために
厳しい言葉を覚悟して鑑定に臨むか・・

決めるのはあなた自身です。



僕は自ら努力をする気が無い相談者は
占う前に鑑定をお断りしています。



それをどう感じられるかはその人次第でしょう。


何が正しい、悪いという話ではないので
肯定も否定も必要ありません。


ただ自分と向き合う事のできない

人間はいつまでも自分の

望む答えだけを探し・・

さ迷い続けるのだという事を

覚えていてほしいのです。


クロ戌
$タロット占い師・クロ戌ブログ
※このブログは2011年8月に記載した記事の転載です。


ペタしてね
読者登録してね