「わたしは自殺する勇気がなかった‥」

この仕事をしているとよく聞く言葉だ。


しかしその考えがそもそも間違っていると
彼らは気付いているのだろうか?


自殺は究極の現実逃避である事に・・。


自殺を「する」勇気がないのではない。

自殺を「しない」勇気をあなたは持っていた
のだと僕はあなたに伝えたい。




どんなに苦しくとも人生から逃げてはならない。


生きるという事は苦しい事だ。

しかし人生を諦めさえしなければ、
自分の価値を信じて努力をし続ければ
苦しみと同じだけの幸せが必ず訪れるものだ。


なのに人はつい辛い事ばかり記憶に残してしまう。


「死にたい・・」とインターネットに書き込み出来るだけの
裕福さをもって生まれてるのだという事にさえ気付きもせず・・



水が半分まで入ったグラスを見て
『半分しかない』と思う人間と
『まだ半分もある』と思う人間では
幸せに対する『気付き』がまるで違ってくる。


あなたが空しく生きた今日は
昨日死んでいった者が
あれほど生きたいと願った明日。



何度も言うが自殺は究極の逃避行為だ。


「死」は断じて美しいものではない。


「安らぎ」でも「終わり」でもない。


前にも進めず、後ろにも戻れない。


「死ぬ前の絶望感」と
「死ぬ間際の苦しみ」を
永遠に繰り返すブランコである。



苦しみから解放されることは断じて無い。



未来永劫と感じるほどの永い時間を
暗く、寒く、息苦しい闇の中で過ごす事になる。


生きてる事の有り難みや
人の温もりに気付いた時には
何もかも手遅れ。


過ちを心から痛感しながら・・

自らの浅はかな行動を何億回と悔やみながら・・

いつ終わるかも知れない痛みの螺旋を
ぐるぐるぐるぐると周り続ける。


それが自殺者の末路である。




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