今朝、駅前でユニセフ募金活動を
していたので募金をしました。

でも、ただ通り過ぎる人が多いよね。

どんだけ生活が厳しかろうと
10円でも募金出来るでしょ?

そういうと多分、意義を唱える人たちが現れる。

『あんなもん募金した金が
広告費に消えるだけで無駄だよ。』

『募金なんてただの自己満足(偽善)でしょ?』
なんてね。

一昔前にホワイトリボンも騒動になったね。


バケツで氷水かぶるとかも偽善だ流行りだと

文句言ってる奴が沢山いたよね。


でもさ、そんな事を言い出したら
人間は皆、自己満足で生きてるんじゃないの?

『こうある事が自分らしい。』
『私はこう在りたいから努力する。』
言ってしまえばどれもこれも
自己満足なんじゃないかな?

もっとシビアなことを言うなら
大切な人が死んだ時‥

人が流す涙の約半分は
自分を哀れむ涙なんだってさ。

故人や遺族を悼み、流す涙ともう二度と

○○には会えないんだと流す涙。

様々な感情が心の中で渦巻き、人は涙を流す。


自己満足なくして人間に成長はない。

『それは自己満足だろ?』と言う人間は
存在意義を否定しているようなものだ。

人目を気にして流されていく人たち。

都会は特にその傾向が強い。

2003年2月<韓国・テグ市>で発生した
地下鉄火災事件。

火災発生時に撮影された地下鉄車内の

写真には煙が立ちこめる中、平然と

座っている乗客たちの姿が。


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なぜ彼らは逃げなかったのか?

それは煙が充満する電車内に居た人々が、
周りの目を気にして誰一人として席を

立とうとしなかったからである。


放火された車両から火が燃え移った

対向電車で煙が立ち込める中、ハンカチで

口を覆いながら車内でじっと待つ乗客の姿。


乗客のパニックを恐れた車掌が
「安心してください」と車内放送を流し
正しい情報が隠蔽されたこと・・

そして乗客側の※正常性バイアスが重なり、
被害の拡大につながった。

この事故で避難が遅れた

乗客192人が死亡した。

※正常性バイアスとは、多少の異常事態が

起こっても、それを正常の範囲内として

とらえ、心を平静に保とうとする

心の働きのことを示す心理学用語である。

『es』と言う映画を知ってますか?
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1971年にアメリカのスタンフォード大学で

実際に行われたスタンフォード監獄実験を

元にした映画である。


ドイツの大学地下に設置された

擬似刑務所で、公募で集めた一般人に

囚人と看守の役を与え、二週間に渡り、

役を演じさせる実験が行われるのだが

『状況の力』によって、残虐性を持ち始める

人々の心をリアルに描いた問題作である。


人間はある役割を与えられると人格が

変わる程『状況の力』にコントロール

されるという事を痛いほど見せつけられる。

 

僕が伝えたいのは

これを読んでいる皆さんに

『状況の力』に支配されない

強い心をもって欲しいという事。

そして・・・
君が変われば、世界さえ変わる

可能性があるという事を知っていてほしい。

てことでとりあえず

10円でも募金しなさい(笑)

※これは2010年5月に書いたブログ記事の転載です。

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