ダイヤモンド・・

それは女性が最もあこがれる宝石である。


そしてダイヤモンドとは最も多くの血が

流された宝石であることも忘れてはならない。



呪われたダイヤモンドと聞いてブルー・ダイヤモンドを
想像したあなたはかなりのオカルトマニア。


手にした者が全て不幸な死を遂げると言われる死のダイヤは
現在はスミソニアン博物館のひとつである国立自然史博物館に
所蔵されている。


45.50カラットのそのダイヤは奇しくも
ホープ・ダイヤモンドと呼ばれてる。

この宝石の数奇な運命は最後に語るとして

なぜこの話を今日書いているかというと
今日はあの豪華客船「タイタニック号」が
大西洋で氷山にぶつかり沈んだ日
だからである。

劇中で扱われたダイヤモンドもまたブルーダイヤモンドなのだ。


持ち主を必ず不幸のどん底に落とすダイヤモンドは
9世紀頃、インド南部のデカン高原にあるコーラルという
町を流れる川で農夫により発見される。

1645年にインドからヨーロッパに持ち込まれて以来300年。

絶えず持ち主は不幸・不運に見舞われる。

1645年、宝石商のタベルニエが鉱山で青いダイヤモンドを購入。

最初の持ち主、ルイ十四世は国家の財政悪化に悩まされ、
子どもや孫に先立たれてしまう。

ダイヤを受け継いだルイ十六世の妃のマリー・アントワネット
は断頭台の露と消えた。

1792年に新政府の王室財宝庫から盗難。

逸話として1800年代に入ってまもなくアムステルダムの
ダイヤカット職人のもとに3個に分割して欲しいとの依頼がくる。

職人の息子がその1個を盗み、父親は責任をとって自殺。
息子も後を追ったという。

1830年には銀行家のヘンリー・ホープが入手。
彼の死後、妻のアデーレが『ホープ・ダイヤモンド』を相続。

しかし孫のヘンリー・フランシス・ホープの代で破産してしまう。

次にロシア貴族が手に入れるが、彼らも謎の死を遂げる。

1909年に宝石を手に入れた宝石商が自動車事故死。

売り先だったトルコ王も革命によって廃位の憂き目に。


次にダイヤを手に入れたのはアメリカのマクリーン夫人。
しかし夫人にも不幸が。
9歳の息子は車にはねられて死亡。
娘は睡眠薬で自殺。夫はアルコール依存症に。

マクリーン夫人の死後、ニューヨークの宝石商
ハリー・ウィンストンに売却。
10年程彼が個人コレクションとして所有した後に
スミソニアン協会に寄贈。

こうして数々の不幸をまきちらしてきた
青いダイヤモンドは、いま、スミソニアン
国立自然史博物館で静かに眠っている・・。

$タロット占い師・クロ戌ブログ

ペタしてね
読者登録してね